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韓国から輸入、非住宅向けで開始~マグ・イソベール~

 

 マグ・イソベール(東京都、フランソワ・ザビエ リエナール社長)は、グラスウールの品不足が深刻化している状況を受け、サンゴバングループ全体で対策を進めることを決めた。先週末には、韓国のグループの向上の製品が入荷し、マグ・イソベールの商品として非住宅向けから販売を始めている 。JIS取得の準備も進めているところだ。海外に断熱材賀の製造拠点を持つサンゴバングループの能力を生かし、総供給量を増やすことで国内生産品のバランスを調整し、品不足改善に努めていくとしている。

<日刊木材新聞 H.22.11.27記事抜粋 詳しくは、日刊木材新聞ホームページへ>

 発泡系断熱材の近況(H23.2時点)記事
 ○じゅうたま事務局の最新メーカー被災状況情報はこちら


断熱材不足 ~設備縮小や在庫圧縮をエコポイント特需が直撃~

 

 グラスウールの納期遅れに端を発した断熱材の不足は、ロックウール、押し出し発泡ポリスチレン、そして現場吹き付け発泡にまで波及してきた。押しも住宅着工は2カ月連続7万戸台と回復基調のさなか。壁に充填するグラスウールが施工日になっても届かない着工現場では、内装作業など後工程が進まず完工遅れも起こっている。

 欠品の最大の要因は住宅エコポイント効果で、高性能な断熱材の需要が一気に高まったこと。特に、分譲住宅で次世代省エネ対応が進んだことに「あれほど一気に変わるとは予想外だった」(大手問屋)との感想は 多い。

 旧基準から次世代対応へ代わると、それまで1棟当たり約6本だったグラスウールが約16本必要になる。1棟が次世代に代わるごとにグラスウールの必要量は2~3倍に増加。

 一方、断熱材の生産設備は近年、縮小傾向が続いていた。昨年の日東紡のロックウール事業撤退が象徴的だが、他メーカーも設備縮小、在庫圧縮、固定費削減で収益改善を図っていた。グラスウールは5月連休も在庫調背を行い、ロックウールは8月も夏季休暇で在庫を絞り続けた。

 しかしメーカーばかりを責められない。昨年の80万戸割れの衝撃があまりにも強く、長期優良住宅を契機に始まっていた次世代省エネ化への流れの速さを業界全体で見逃してしまった。「全体的な需要減ばかり注目が集まり、住宅エコポイントにかかわる断熱材需要の動向を予測しきれなかった」(同)。

 最もひっ迫しているグラスウールの納期回答ができない状態で、概ね1カ月ほどかかっているようだ。条件によっては2か月、長いものでは3カ月は待っているといわれる。メーカー側は生産品目を絞り効率化を図るなど対策を進めてはいるが、劇的な改善とはいかないようだ。非住宅向けはさらに深刻で納期は半年先といわれる。メーカーや流通の間では、こうした需要に輸入品で対応しようとする動きも出始めた。

 

<日刊木材新聞 H22.11.23 記事抜粋>



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