若手育成へ 工務店はどう取り組むか
若手育成へ 工務店はどう取り組むか
大工の若手不足が深刻だ。建設業就業者の年齢層について、総務省のデータをみると、55歳以上の人数に対して29歳以下は3割程度だった。
今後若手が増えないまま高齢の大工たちが引退していけば、必然的に人手不足が進行していく。
家づくりの担い手が確保できない時代の到来に、業界は危機感を募らせている。
若者の安定志向が強いとされる昨今の時代背景を反映しているようだ。
第一生命保険㈱(東京都千代田区)は全国の子どもを対象に、大人になったらなりたい職業について毎年調査している。
しかし、「大工」は年々順位を落としている。