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社会の希望に応える活動を支える

6月18日、(公社)日本建築士会連合会(士会連合会)は通常総会と定例理事会を東京都内で開催した。
当日は任期満了を受けて近角真一会長が退任。新たに早稲田大学理工学術院創造理工学部建築学科の教授で(一社)東京建築士会会長の古谷誠章氏が新会長に就任した。

日本建築士会連合会は、建築士の品位の保持及びその業務の進歩改善を図り、広く社会公共の福祉増進に寄与することを目的とした公益社団法人だ。
日本建築士会連合会は、国土交通大臣による「一級建築士の登録等事務」を実施する「中央指定登録機関」として指定を受けている。

定例理事会を終え、新会長に就任した古谷会長は記者会見を開催。会長就任にあたっての抱負などを述べた。

初めに古谷会長は東京建築士会会長として良好な都市環境・地域環境の構築などのために建築士が果たすべき社会的使命を発揮できるよう、会員の諸活動を支援するための体制づくりに努めてきたことを説明。
あらたに士会連合会会長に就任したことで、さらにそれを広げていきたいとした。

具体的には47都道府県の建築士会や各地区に設置されたブロック間同士での関係構築を支援。
日常的に緊密な交流を図り、全国レベルでの連携協力に発展させていく方針を示した。

中長期的な課題としては近角前会長の方針を引き継ぎつつ、以下の5つの目標を提示。
それが①オンライン・オフラインを通じた、全国レベルで有用な情報の迅速共有のためのネットワーク構築、②人の命と暮らしを守る事前復興ビジョンづくりのさらなる研究・実践、③新たなる建築士像を拓く、創発型の地域貢献委員会(まちづくり・青年・女性委員会など)の積極的な支援、④歴史的なリソースを含む既存ストック活用型の都市・地域づくりの実践に向けた支援体制の確立、⑤新規会員の入会のモチベーションにつながる、未知の領域・人材との交流の場づくり――というもの。

その上で「国民全てにとって良好な生活環境や居住環境を築く支援につなげる方針で運営にあたってまいりたい」と報告。
「社会の希望に応える建築士の活動を支える士会連合会という図式を強化していきたい」と希望を述べた。



日本住宅新聞提供記事(2024年7月15日号)
詳しくは、NJS日本住宅新聞社ホームページにてご確認下さい。
http://www.jyutaku-news.co.jp


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