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TOTO、これからの在宅介護に貢献 「ベッドサイド水洗トイレ」を販売

厚生労働省の介護保険事業状況報告によると(令和6年1月暫定版)、介護保険の第1号被保険者数は3588万人(65歳以上の加入者、40歳以上65歳未満の加入者は第2号被保険者)。
要介護(要支援)認定者数は706・7万人で、第1号被保険者に対する65歳以上の認定者数の割合は約19・3%となっている。
このうち、そのほとんどが在宅介護を受けている状況だ。そして、この在宅介護において排泄支援が大変な項目の1つとしてあげられる。

こうした中、TOTO㈱は、戸建住宅・高齢者施設向けの「ベッドサイド水洗トイレ」(ベターリビング認定品)を販売している。同製品は2013年に発売し、2017年にフルモデルチェンジを実施。寝室に後付けができ、移動もできる水洗トイレになる。

排泄介護において「後始末が毎日で、バケツを運ぶのも洗うのも大変」、「部屋の匂いが気になるので消臭剤やスプレーを使って大変」、「自分の排泄物を処理することが原因で、家族が揉めているのが辛い」、「家族や他人に自分の排泄物を見られたくない」などといった声があがっている。
こうした中、同製品は水洗なのでボタン1つで排泄物が流せ、後始末といった排泄介護に伴う身体的、心理的な負担を軽減できる。

同製品の主な特徴は、①「気遣いを軽減」、②「移動負荷の軽減」、③「介助の負担緩和」、④「においの軽減」、⑤「日常生活動作(ADL)低下防止」――の5つ。
家族や介助者の手を借りずに用を足せるため、気がねがいらない。加えて、ベッドのすぐそばに設置できるためラクに移動ができ、夜間移動も軽減される(屋内用給排水ホースの長さは2・5m)。
さらに、水洗トイレなので使用後すぐに流せるため、部屋ににおいが残りにくく快適な環境が保てる(脱臭機能も付属)。

同製品の設置には給水排水管を準備する施工工事が必要になる。
通常のトイレであれば管の口径は40Aを使うのが一般的だが、20Aを活用する。
そのため、一般的なトイレの施工に比べて簡易的な工事でできる点も魅力だ。

【同製品URL】
ベッドサイド水洗トイレ | 福祉機器 | 商品情報 | TOTO株式会社



日本住宅新聞提供記事(2024年10月15日号)
詳しくは、NJS日本住宅新聞社ホームページにてご確認下さい。
http://www.jyutaku-news.co.jp


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