『ファースの家』は、進化を続けてきた
『ファースの家』は、進化を続けてきた
ファース工法でつくる高性能・高機能な健康住宅『ファースの家』に取り組む㈱福地建装・ファース本部は6月13日、「第25回ファース全国大会」を北海道釧路市で開催した。
会の冒頭、同社の福地智社長は「テレビを見ても、新聞を読んでも、SNSを見てもネガティブな情報が流行ってるという状況がある」と最近の動向について言及。
「ポジティブな考えを胸に持って歩んでいくということが大切」と挨拶した。
そして、福地社長は「私は自信を持って言えることがある」と話し、「『ファースの家』は負けていない。
非常に評価が高まっている。エビデンスとしてしっかりと評価をされている。
皆様方と一緒に歩んできた、磨いてきた技術は嘘をつかない。今このように自覚をしている」と熱く語った。
さらに、今大会のテーマが「心技体」であることを説明。
「我々は明るいポジティブな心で、確かな技術で、健康寿命を伸ばし、いざという時に動ける丈夫な体を作る住宅を、これからもたくさん建てていきましょう」と話した。
また、ファース本部発表の中で福地社長は、31年前に山内建設㈱(北海道網走市)の『ファースの家』入会で全国展開が始まったことを回想。
「実はこれが非常に大きかった」と話し、理由を言及した。
福地建装は北斗市という北海道でも暖かいところにある。「寒い地域(網走市)でいち早く取り組んでいただいたことによって、北海道全域で認められるようになった。そして、その実績を持って青森県からずっと南下して、今では沖縄県まで展開をさせていただいている」と語った。
一方、『ファースの家』が建っていないエリアが1カ所あるという。
「山梨県だけがこれまでご縁がなかった。今後頑張って進めていきたい」と話した。
さらに、福地社長は『ファースの家』が勝ち残ってきた特徴について言及。「自慢できる部分は何かというと、 やはり進化を続けてきたということだと思う。寒い家から始まり、暖かくするために様々なことをしてきた。そして、様々なメーカーさんの力を借りてどんどん進化をしてきた」と語った。
加えて、「とにかく今全国で『ファースの家』 を建てていただいているというところが非常にありがたい。これは全て加盟工務店の方々がずっと頑張って一緒に技術を学び、努力をしてくださった結果だと思う」と感謝を述べた。
同全国大会では、表彰式や加盟店スピーチなどを実施した。表彰式では、まず『ファースの家』の着工申請が規定数となった「200棟達成賞」は㈱南原工務店(北海道岩見沢市)、㈱ホームズ(鳥取県倉吉市)が受賞。「100棟達成賞」は山内建設㈱、㈲北海技建工業(北海道中川郡幕別町)、「50棟達成賞」は㈱ツチクラ住建(長野県上水内郡飯綱町)が受賞した。
次に『ファースの家』設計コンペにおいて、最優秀賞は㈱ホームズが受賞。優秀賞は㈱春日工務店(兵庫県丹波市)、特別賞は㈱山倉建設(香川県仲多度郡多度津町)が受賞した。
最後に『ファースの家』着工コンペにおいて、1位は㈱南原工務店、2位は㈱ホームズ、3位は㈲北海技建工業が受賞した。
加盟店スピーチでは、山内建設㈱、㈱荒正(山形県山形市)、㈱ツチクラ住建の3社が、本部スタッフによる質問形式でそれぞれの取り組みなどについて発表した。
会の終わり、福地脩悦会長が総括講話を実施。福地会長は「新築とリフォームは裏表」と語る。リフォームで施工者の人柄・生活環境・丁寧さ・清潔感などが見られ、信頼感を勝ち取ることで新築につながるとした。
なお、次回「ファース全国大会」は愛媛県松山市で行われる。
日本住宅新聞提供記事(2024年7月5日号)
詳しくは、NJS日本住宅新聞社ホームページにてご確認下さい。
http://www.jyutaku-news.co.jp