メーカー・資材情報

吉野石膏㈱ 「リサイクルせっこう」で低環境負荷実現 タイガーR100

吉野石膏㈱は「リサイクルせっこう」を100%使用したせっこうボード「タイガーR100」を新開発した。
主要な規格がJIS製品規格A6901に該当するせっこうボード製品で、環境保全に役立つと認められる商品につけられるエコマーク認定番号も取得済みだ。

同社の千葉第一工場と三河工場で製造されているが、製造時の二酸化炭素排出量はそれぞれ0・9㎏-CO2eq、0・8㎏-CO2eqと非常に低い点が特長。
二酸化炭素排出量削減とリサイクルを軸に、カーボンニュートラルと循環型社会の実現に寄与する製品ということができるだろう。

なお、同社は1995年に建材業界で初めて再生活用事業の個別指定を受け、リサイクルせっこうの活用を推進してきた歴史を持つ。
また、2023年の(一社)石膏ボード工業会の統計で、廃石膏ボードのリサイクル量38万7000トンのうち、およそ98%にあたる38万トンが同社の手掛けたものとなっている。 

こうした中、10月28日に行われた記者会見で須藤永作社長は、地球温暖化が進む中、リサイクル素材で二酸化炭素の排出を減らす商品を手掛けることは「企業の社会的使命」と強調。
タイガーR100は持続可能な循環型社会の実現に必要な重要な商品との認識を示した。 

さらに同製品を利用することで環境負荷の軽減が期待されることから、施工する側にとってもアピールできる製品になることを説明。その魅力の一端を明かした。



日本住宅新聞提供記事(2024年11月15日号)
詳しくは、NJS日本住宅新聞社ホームページにてご確認下さい。
http://www.jyutaku-news.co.jp


広告

おすすめサイト

新着情報

お電話でのお問い合せはこちら(受付時間:10:00〜17:00)

052-689-5551