金融機関評価した完成保証 


完成保証付リフォームローン開始 ジャパン建材


 ジャパン建材㈱は東芝ファイナンス㈱と提携し、11月1日より完成保証付きリフォームローンの取り扱いを開始した。
東芝ファイナンス等のノンバンク(貸金業)のリフォームローンは、銀行の住宅ローン・リフォームローンとは異なり、個品割賦販売という販売形態をとる。工事会社がリフォーム工事という商品を顧客に販売した代金を、決済はノンバンクと工事会社で行うために、加盟店基本契約が必要になってくる。
改正貸金業法や金融商品販売法施工などにより、ノンバンクのリフォームローン取扱い加盟店審査は厳格化している。
 ジャパン建材ではこれまで、取引先販売店の顧客工務店からのリフォームローン紹介要請に対し個別対応で応じてきた。
2010年の住宅エコポイントと、景気低迷による建替断念層の顕在化もあって、仕組型リフォームローン開発の強い要望が同社に寄せられていた。
リフォーム工事会社の審査・契約を省いた提携リフォームローン供給が可能となったのは、同社の子会社ハウス・デポ・ジャパンの完成保証制度と、その実績を東芝ファイナンスが評価したことによる。
同制度はハウス・デポ加盟店が出来高チェックし本部が出来高支払いを担うことで完成保証の実効性を担保する。 


本リフォームローンは限度額を設けず個別判断。融資期間は10年で、融資金利は長期プライムレート(11月現在1.3%)+2%事務手数料込み。
500万円まで無担保融資となり、超過分は個別判断となる。
現在2000社を超えたハウスデポ協定工務店中、信用や実績状況などで判断すると半数以上は即時利用可能としている。


工務店の成長可能領域として注目されるリフォーム分野において同社の工務店支援は新たな布石を投じた。
 


<日本住宅新聞 2010年11月5日 記事>



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