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業界初の耐震リフォーム工法


極薄シートを既存壁に張るだけ


LIXIL(東京都、藤森義明社長)は、一般的な工法の約半額で耐震リフォームができる、耐震リフォーム工法「アラテクト」を開発した。


引っぱり強度が鉄の約7〜8倍ある高強力なアラミド繊維に樹脂を含浸し、厚さ1ミリ以下の薄い板状にしたアラテクトシートを、既存の壁の上から張るだけの簡単施工だ。


日本建築防災協会の「住宅等防災技術評価」を取得し、壁倍率2.5倍相当の耐力が認められている。


4月から全国13会場で2回ずつ、計26回の技術講習会を開催予定で、受講事業者から順次販売を始める。


壁などを解体して行う従来の耐震リフォームは、一般に189万〜200万円掛かるといわれているが、アラテクト工法を用いると補助金がなくても、約半分の100万円でできる。工期も最短3日と短く、解体ゴミなどでないため住まいながらできる点も利点だ。


耐力壁となるアラテクトシートは、縦2600ミリ×幅1メートルのサイズで納入される。軽く、ロール状に巻けるため現場の天井高に合わせて切断し、養生テープなどで既存の壁に仮止めする。柱と間柱に壁厚調整兼ピッチ位置マークの板をタッカーで留め、調整板の穴に沿って座金とビスを打って固定し、石膏ボードではなく同社の断熱リフォーム用パネルを張ると、耐震と断熱のリフォームが一度にできる。


 


(日刊木材新聞 H27.04.18号掲載記事抜粋)
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