マグニチュード9.0 東北地方太平洋沖地震 合板、木材関連企業、壊滅的打撃

日刊木材新聞 H23.3.15

停 電 で 周 辺 企 業 も 操 業 停 止

11日午後2時46分、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0と国内観測史上最大規模の「東北地方太平洋沖地震」が発生した。死傷者は数万人単位、避難者が数十万人超となる見込みで、戦災に次ぐ大規模名被害が発生した。

 一方、東京電力は2次災害として12日、福島原原発事故で数十人が被爆する一方、東京電力は14日から1都8県にわたって計画停電を実施。首都圏を中心に通勤、産業活動が混乱するなど、我が国にとってかつてない機器が到来した。
 15日の東証日経平均株価は633円安となり、1万円を割り込んだ。

 太平洋岸一帯にある大手合板メーカーやボードメーカー、製材工場では、少なくとも浸水し操業が全面停止に陥っており、工場復旧の前途さえも判明できない。一部は流失したとも考えられる。目下、企業関係者らで従業員、家族を安否を確認中で、産業活動以前の状態だ。直接被害を受けていない地域でも、停電により工場再開のめどが立っていない。生産活動は当然だが、主要幹線が断絶されているため、商品の搬出・入が出来ず、合板や製材ほかで急速な供給不足が起きる事が考えられる。

 未曾有の状況にあるが、配線の焼土から立ち直った我ら先人達たちの思いをはせ、今こそ皆の力を合わせ助け合い、事後禍根のない紳士的活動を切に望みたい。

<日刊木材新聞 H23.3.15号 記事抜粋>



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