「将来人口・世帯予測ツール」 国総研、改良版を公開
「将来人口・世帯予測ツール」 国総研、改良版を公開
国土交通省国土技術政策総合研究所(国総研)は、「小地域(町丁・字)を単位とした将来人口・世帯予測ツール」の改良版(バージョン3)を公開した。
これにより、令和2年国勢調査結果に基づく最新の将来人口予測等が可能になった。
国総研は同ツールを研究の一環として作成し、平成29年1月に公開。
コンパクトシティ形成に向けた立地適正化計画、都市計画マスタープラン、郊外住宅団地再生計画、地域公共交通計画の策定などに活用されてきた。
同ツールの主な特長は、ⓐ「これまで市区町村単位でしか得られなかった5歳階級別・性別人口及び世帯数の将来予測が、小地域(町丁・字)単位で可能」、ⓑ「令和2年国勢調査結果に基づく最新の将来予測が可能(バージョン1は平成22年国勢調査結果、バージョン2は平成27年国勢調査結果に対応)」、ⓒ「マイクロソフトエクセル上で操作でき、さらにプルダウンメニュー等で簡単に操作が可能」、ⓓ「全国の人口データベースが付属しており、新たなデータの準備が不要」、ⓔ「予測結果について、人口推移や人口ピラミッド等のグラフの作成が可能」、ⓕ「予測結果は、マイクロソフトエクセル上でマップ表示が可能(凡例の表示も可能)」、ⓖ「地理情報システム(GIS)での活用も可能で、予測結果の100mメッシュ(約100m四方の網の目)への配分も可能」――等となっている。
【同ツールURL】国土技術政策総合研究所 - 組織 (geospatial.jp)
日本住宅新聞提供記事(2024年7月5日号)
詳しくは、NJS日本住宅新聞社ホームページにてご確認下さい。
http://www.jyutaku-news.co.jp