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20代の持ち家率 2023年度過去最高を記録

㈱オープンハウスグループと㈱LIFULLは、「Z世代の住宅購入に関する最新動向」の発表会を10月29日に実施。
両社は共同で「住宅購入に関する意識調査2024~Z世代(1995~2010)VS X世代(1964~1980)編~」を行い、若者の住宅購入の最新動向と兆しなどを発表した。

オープンハウス担当者は、総務省「家計調査」によると2023年度の20代の持ち家率が35・2%で過去最高を記録したと報告。
20代の持ち家率は7年連続で上昇し、若年層の住宅購入への意識に変化が起きていることが見受けられるとし、オープンハウスでも20代のお客様は増加傾向にあると話した。

そして、オープンハウス担当者は、同調査に加えお客様との会話や購入事例などから、今後のZ世代を含む若者層の住宅購入における意識における変化の兆しを3点提示。
1点目は、「住宅購入の早期化」だ。Z世代は長期のライフプランと資金計画を考えることより、賃貸と購入が早期から比較されるようになっていると指摘した。
家賃上昇・金利上昇・物価上昇の局面では相対的に購入にメリットがあると考え、賃貸家賃と住宅ローンなら購入という判断になる。

2点目は、「住宅購入の価値観が住宅ローン=サブスク所有」。
同担当者は、携帯の分割払いやサブスクの浸透から、ローン=借金という感覚が薄れ、住宅ローンの支払い中=所有という価値観に変化している兆しがあると話した。
同じ月額支払いならコスパ重視世代のため、独身でも購入する若者が徐々に増え、住宅ローンでは若者向け長期ローン、共働き世代に向けたペアローンなども後押ししている。

3点目は、「住宅1次購入は終の棲家からヤドカリ族へ」。
同担当者は、お客様との会話では売却する際の価格の話が多く含まれるなど、ライフステージに合わせて住み替えと売却前提の家選びにシフトする兆しが出ていると話す。
家も2次流通価値が購入時の選定条件に求められるようになり、この傾向は今後強くなっていく可能性があるとした。 



日本住宅新聞提供記事(2024年11月15日号)
詳しくは、NJS日本住宅新聞社ホームページにてご確認下さい。
http://www.jyutaku-news.co.jp


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