職方育成支援金利制度を創設 ~大規模発電事業も開始~
職方育成支援金利制度を創設
大規模発電事業も開始
クワザワ(札幌市、桑澤嘉英社長)は慢性的な職人不足対策として、同社の工事強力会会員(北海道、東北、関東の各種工事業者)である企業・親方に対し「職方育成支援制度」を発足した。
また、5月29日に起工式を行い、大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業に参入。
今年12月には北海道電力に発電を開始する。
設置場所は北海道夕張郡長沼町の中央長沼工業団地の社有地約5万1000㎡。
クワザワは全国規模の建材住設問屋のなかでも工事請負と生コン・セメント販売に特徴を持つ。14年度3月期連結決算は売上高970億円。セグメント別売り上げでは建設工事が276億円、28.5%を占める。建築工事、内装工事、サイディング工事からALCや防水、断熱保温工事まで25の事業で建設工事業登録しているが、そのうち本社では実に22の事業で工事業登録をしている。同社は売上高1兆円規模のスーパーゼネコンや北海道内・全国規模の大手ゼネコンが、元請した工事の1次下請けをする工事が多い。
関東、東北、北海道の3地域の職方で組織する安全衛生協力会の会員数は約550社を数える。しかし、工事・施工力を誇るクワザワも、内装工事やサイディング工事を含む職方は足りないという。
そこで同社は、安全衛生協力会の会員を対象に職方育成支援金制度を創設した。職方希望者を確保したり、素人でもやる気のある人材を雇用した協力会員には、同社が1人当たり月間5万円(年60万円)を3年間、育成資金(180万円)として助成する。
「新しい職人を確保するのにどこに行けばよいか、どのような仕組みを考えればよいか。社内で協議した結果、職人のことは職方に聞くことにした。育成助成金はキャッシュフォローにゆとりが出たので、実施した。育てるのに3年間は最低続けないといけない。既に十数人の職人の卵が誕生している。恒例化が進むなか、この制度で息子や跡取りが職人を継ぐ決心をしてくれた企業も誕生した」(桑澤社長)と手応えを感じている。
(日刊木材新聞 H26.06.26号掲載記事抜粋)
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