発泡系断熱材は沈静化の様相
昨秋から建築資材市場に大混乱を起こしていた断熱材不足が、ようやく一つの山を越えつつある。
発泡系を中心に、昨秋から年末にかけての異様な受注が収まってきた、仮需要は落ちつき始めたとの見方が広がっている。
繊維系を中心とした不足感、納期は平均して1カ月程度という状況は相変わらずだが、事態が長期化するなかで市場も順応し冷静さを取り戻しつつある。
今回の断熱材不足の経緯<まとめ>
発泡系断熱材の不足が始まったのは、早いところで昨夏
- 繊維系断熱材の不足が始まったのは、10~11月頃
↓
- 繊維系断熱材の代替えとして、発泡系断熱材の需要が増加
- 11月~12月は、出荷・受注処理のオーバーになる
- 納期回答が出来なくなった(一時的に受注ストップしたメーカーもあった)
↓
<結果>
2~3カ月間も不足する状況。
↓
<2月中旬の現状>
発泡系断熱材は、沈静化の見通し。
納期は1カ月程度になってきた。
繊維系断熱材は、まだ緊張状態感があります。
概ね受注残整理は進んできているので納期は概ね1カ月程度ではないかと思われます。
全体的に混乱感から脱するのは、3月以降になると見方が多い様子です。
日刊木材新聞<H23.2.16記事一部抜粋・参照>