木造住宅に新しい生活スタイルを ~クレストンホーム~
木造住宅に新しい生活スタイルを ~クレストンホーム~
屋上庭園付木造住宅 100棟販売
クレストンホーム(名古屋市、塩地隆三社長)の屋上庭園付き新築木造住宅の販売と数がこのほど累計100棟に達した。屋根つき木造住宅と同価格(坪単価47万円kら)でありながら、屋上を有効活用する今までにない木造住宅として注目を集め、昨年1月の販売から1年半で大台に到達した・さきごろ本社隣接地に見学可能な屋上モデルを設置し、月内には既存木造住宅向けのリフォーム対応も開始する。
同社は1978年の設立以来、名古屋市や三河地域で約3000棟の住宅を販売してきた。「プラスワンリビング」を備えた木造住宅の販売は差別化の一環として、ビルの屋上緑化を手がける東邦レオ(大阪市、橘俊夫社長)との協業で始めた。木造部分はクレストンホームが手がけ、屋上下地のガルバリウム鋼板の据え付けや防水加工、関連資材の供給は東邦レオが受け持つ。さらに屋上庭園5種類を用意することで、防水や価格といった問題を克服した。
なお、屋上緑化の場合は軽量人工土壌を使用する。庭園モデルはジャグジーなど主要設備から、チェアや音響・映像機器まですべてをセットにし、生活を想像できる形で訴求する。バーベキューを行う際の器具や具材の提供やガーデンメンテナンス講習など、アフターサービスにも力を入れている。
愛知県県内では屋上庭園を持つ木造住宅はまだ少数だけに、展示会の反応も良い。通常の庭に比べて開放感があり、プライバシーが確保できることなどか好評だという。塩地誠専務は「屋上に設置するものとして太陽光発電システムに注目が集まっているが、屋上庭園はそれと全く異なる価値があるので、新しい需要を開拓できる。リフォーム対応については、既存顧客と新規顧客の双方に提案していく」と自信を見せる。
(日刊木材新聞 H24.6.19号掲載記事抜粋)
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