「5万よし」がモットー 〜共存共栄を大切に〜
「5万よし」がモットー
共存共栄を大切に
さきごろ開かれた東京ジャパン建材会の埼玉支部合同会合で、地域ビルダーのファイブイズホーム(埼玉県行田市)の細井保雄社長が講演した。
同社は埼玉県北部で戸建てシェア首位の地域ビルダー。分譲が主力だが、注文住宅や売り建て住宅も販売している。講演会では「大手住宅会社が太刀打ちできない会社」を主題に、会社を地域No.1にするまでの歴史などを次のように語った。
当社のモットーは、近江商人の経営哲学である売り手よし、世間よしの買い手よし、世間よしの「3方よし」に、社員よし、協力業者よしを加えた「5方よし」。資材高の昨今だが、当社はプレカット工場にこちらから電話し、「ある程度なら値上げしていいよ」と話す。同じ釜の飯を食う仲間は大切にしたいとの思いからだ。おかげで東日本大震災時には資材を優先的に回して頂くことができ、建材手当てに困るようなこともなかった。
大工にも多めの手当てを払うようにしているため、大工不足に陥ったこともない。協力業者とは共存共栄、普段の付き合いが大切だと思っている。
会社にとって重要なことが2つある。会社の継続発展と、事業は世のため人のためにあるということで、この2つは車の両輪だ。また、経営資源は人、金、物。金と物は調達できるが、人を育てるには3年、5年と掛かる。社員教育はしっかりやらなければならない。
創業は28歳のときで、以来35年、赤字を出したことは1度もない。当社には独立した検査部があり、着工から引き渡しまでに6回の検査を行っている。そうしたことがお客様から評価され、おかげで2年連続で出店エリアトップシェアを獲得し、県北エリアでは15%の戸建てシェアを達成している。
建売は嫌われる欠点がないことが大切で、売り建てはこだわりポイントを外さないことが重要。営業にもこつがある。社内の営業研修では、顧客に好かれること、売り込まないこと、顧客のこだわりポイントをヒアリングすること、シェア1位の安心感をPRすることなどを教えている。
顧客は案外、住宅に関する情報を知らないものだ。また、情報を取得する努力をさせてはいけない。小学生にも分かる説明をすることが大切だ。
(日刊木材新聞 H26.12.25号掲載記事抜粋)
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