木材利用推進コンクール 受賞施設・企業を決定
木材利用推進コンクール 受賞施設・企業を決定
木材利用推進中央協議会は、「令和6年度木材利用推進コンクール」の受賞施設・企業を決定したと発表。
同コンクールは木材利用の一層の促進を目的とし、平成5年から30年以上にわたり開催している。
現在は、特色ある木造施設等を対象とする「優良施設部門」、国産材利用に積極的に取り組む企業を対象とする「国産材利用推進部門」の2部門で構成。
今年度は、「優良施設部門」から受賞作品として特賞14点及び優秀賞43点、「国産材利用推進部門」から受賞企業として特賞6点をそれぞれ決定している。
「優良施設部門」では、「石川県森林公園屋内木育施設もりのひみつきち」(石川県川北郡津幡町)が「環境大臣賞」を受賞した。
同施設は木造軸組工法で、延床面積が992・96㎡。設計は㈱金沢計画研究所、施工が豊蔵・サンエキ特定建設工事共同企業体となっている。
木育ホールの屋根を支える大梁は、150×800~1000㎜のスギ集成材による放射状レシプロカル構造とし、支えあうことで内法巾13間の大空間を形成している。
この他、二重筒状耐力壁面、多角形屋根など、様々な構造表現を採用した。
「国産材利用推進部門」では、「農林水産大臣賞」を大東建託㈱(東京都)、「林野庁長官賞」を日本生命保険相互会社(東京都)とナイス㈱(神奈川県)、「木材利用推進中央協議会会長賞」を秋田プライウッド㈱(秋田県)とニチハ㈱(愛知県)、院庄林業㈱(岡山県)が受賞した。
日本住宅新聞提供記事(2024年10月25日号)
詳しくは、NJS日本住宅新聞社ホームページにてご確認下さい。
http://www.jyutaku-news.co.jp