国土交通省 建築物リフォーム・リニューアル調査報告 令和6年度4~6月「住宅の受注高」対前年同期比4・3%増
国土交通省 建築物リフォーム・リニューアル調査報告 令和6年度4~6月「住宅の受注高」対前年同期比4・3%増
国土交通省は、令和6年度第1四半期(4~6月)受注分の「建築物リフォーム・リニューアル調査報告」を公表した。
対象は建設業許可業者5000社。令和6年度4~6月の受注高の合計は3兆8180億円で、対前年同期比10・6%増となった。このうち、住宅は1兆1966億円(同4・3%増)、非住宅は2兆6214億円(同13・8%増)だった。
受注件数 「住宅」減 「非住宅」減
令和6年度4~6月の受注件数の合計は206万6116件で、対前年同期比26・8%減となった。このうち、住宅は141万2063件(同29・7%減)、非住宅は65万4053件(同19・4%減)だった。
業種別に受注件数を見てみると、住宅は「建築工事業」(86万5560件、前年同期比7・6%減)、「職別工事業」(28万6673件、同60・3%減)、「管工事業」(19万1851件、同11・9%減)、「電気、機械器具設置工事業」(5万3731件、47・8%減)、「一般土木建築工事業」(1万2608件、13・5%増)、「土木工事業」(1640件、91・3%減)の順に多い。
非住宅建築物は「建築工事業」(20万5004件、前年同期比1・8%増)、「電気、機械器具設置工事業」(16万357件、46・7%減)、「管工事業」(13万2686件、同5・2%増)、「職別工事業」(10万2500件、同7・5%減)、「一般土木建築工事業」(4万1449件、34・8%減)、「土木工事業」(1万2057件、31・6%増)の順に多かった。
受注高「木造の一戸建住宅」減
用途別、構造別に受注高を見てみると、住宅は「木造」の「一戸建住宅」(5680億円、対前年同期比2・4%減)、「コンクリート系構造」の「共同住宅」(4732億円、同7・3%増)の順に多い。
非住宅建築物は「鉄骨造」の「生産施設(工場、作業場)」(4154億円、同45・3%増)、「コンクリート系構造」の「事務所」(3296億円、同5・7%減)の順に多かった。
発注者別に受注高を見てみると、住宅は「個人」(8082億円、対前年同期比3・9%増)、「管理組合」(1759億円、同4・8%増)の順に多い。
非住宅建築物は「民間企業等」(1兆9642億円、同15・9%増)、「公共」(5650億円、同8・5%増)の順に多かった。
受注件数「住宅耐震性向上」増
工事目的別に受注件数を見てみると(複数回答)、住宅は「劣化や壊れた部位の更新・修繕」(131万7345件、対前年同期比29・3%減)、「省エネルギー対策」(8万6918件、同26・1%減)の順に多い。
「増床」、「用途変更」、「耐震性向上」は対前年同期比が増加した。
非住宅建築物は「劣化や壊れた部位の更新・修繕」(55万6389件、同19・0%減)、「省エネルギー対策」(6万2696件、同18・4%減)の順に多かった。
工事部位別に受注件数を見てみると(複数回答)、住宅は「給水給湯排水衛生器具設備」(45万3817件、対前年同期比17・5%減)、「内装」(33万5816件、同33・4%減)の順に多い。
非住宅建築物は「電気設備」(17万5388件、同37・9%減)、「内装」(13万667件、同5・3%減)の順に多かった。
日本住宅新聞提供記事(2024年10月)
詳しくは、NJS日本住宅新聞社ホームページにてご確認下さい。
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