都道府県庁所在地 地価下落10市から5市に減少
都道府県庁所在地 地価下落10市から5市に減少
国土交通省は「令和6年都道府県地価調査」の結果を発表した。
同調査は各都道府県知事が毎年7月1日における基準地の1㎡当たりの価格を調査し公表するもの。
国土交通省が実施する地価公示(毎年1月1日時点の調査)と調査時期、調査地点において相互に補完的な関係にある。
「全国平均」では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇幅が拡大。
「三大都市圏」では、全用途平均は4年連続、住宅地は3年連続、商業地は12年連続で上昇し、それぞれ上昇幅が拡大した。
「東京圏」、「大阪圏」、「名古屋圏」では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも上昇し、上昇幅が拡大した。
「地方圏」では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも2年連続で上昇した。
全用途平均・商業地は上昇幅が拡大し、住宅地は前年と同じ上昇率となった。
「地方四市」(札幌市・仙台市・広島市・福岡市)では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも12年連続で上昇したが、上昇幅は縮小した。
「その他の地域」では、住宅地は下落が継続しているが、下落幅は縮小。商業地は2年連続で上昇し、上昇幅が拡大した。全用途平均は平成4年以来32年ぶりに上昇に転じた。
住宅地において、都道府県別に変動率が一番高かったのが「沖縄県」(5・8%上昇)。次いで「東京都」(4・6%上昇)、「福岡県」(3・8%上昇)の順となった。
一方、低かったのが「愛媛県」(1・2%下落)、「新潟県・徳島県・鹿児島県」(1・1%下落)だった。
都道府県庁所在地別に変動率が一番高かったのが「福岡市」(9・5%上昇)。次いで「東京23区」(6・7%上昇)、「仙台市」(6・3%上昇)の順となった。
一方、低かったのが「鳥取市」(0・7%下落)、「甲府市・松山市」(0・4%下落)、「岐阜市」(0・3%下落)、「前橋市」(0・2%下落)だった。
日本住宅新聞提供記事(2024年10月)
詳しくは、NJS日本住宅新聞社ホームページにてご確認下さい。
http://www.jyutaku-news.co.jp