上向く住宅需要、付加価値で取込む~根強い持ち家志向が市場支える~
上向く住宅需要、付加価値で取込む
根強い持ち家志向が市場支える
東海エリアは、自動車メーカーをはじめ「ものづくり」を軸とする巨大な産業基盤を有している。これが雇用・所得の安定化を生み、持ち家志向の強さにつながっている。
昨年末からの円安基調で輸出産業が上向き、地域型住宅ブランド化事業の展開や、遅れていた消費増税前の駆け込み需要が出てきたことから住宅市場の動きも活発化している。地場の住宅メーカーやビルダーは木造の良さに創・省・節エネ仕様といった関心の高い要素を付加して需要の深耕を進めている。
東海4県の12年1~12月の新設住宅着工戸数は10万1360戸(前年比0.6%減)で3年連続の減少となったものの、単月ベースで見ると同年9月以降は需要が持ち直し、その後は前年同月を超える展開が実に12ヵ月続いている。今年1~8月の新設着工戸数は7万4152戸(同14%増)と08年以来のハイペースで、持ち家(注文住宅)や分譲住宅を軸として木造住宅の建設供給に勢いがある。
当地区の木造住宅ランキング(本紙アンケート調査回答社ベース)は別表のとおり。
【東海地区木造住宅販売戸数ランキング】
順位 | 会社名 | 戸数 |
1 | 東建コーポレーション | 4,968 |
2 | サンヨーハウジング名古屋 | 812 |
3 | ウッドフレンズ | 657 |
4 | サーラ住宅 | 529 |
5 | 幸和ハウジング | 210 |
6 | 新和建設 | 181 |
7 | 片瀬建設 | 135 |
8 | オカザキホーム | 116 |
9 | 第一建設 | 108 |
10 | ザ・トーカイ建設住宅事業部 | 91 |
(日刊木材新聞 H25.10.18号掲載記事抜粋)
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