構造用、震災前の数量に近付く~全層杉「つよすぎ」の出荷も好調~
構造用、震災前の数量に近付く
全層杉「つよすぎ」の出荷も好調
セイホク(東京都、井上篤博社長)、西北プライウッド(同)の13年における予想合板生産量は36万500立方メートルと、震災前の水準(月間3万2000立方メートル)に近づく勢いで増加している。東日本大震災で同社工場が被災しロータリーレース数台の廃棄を余儀なくされ、生産設備能力自体は震災前より縮小。しかし、今年はおう盛な実需増を背景に土日稼働などの増産で補ってきた。
特に国産材の使用料が80%以上を占め、前年比で約6ポイント増加。杉の割合が85%と高水準をつけて同25ポイント増、カラ松が10%強で、5~6%がアカ松と桧だ。
杉の地域別生産量は岩手が約40%、宮城が35%、そして山形15%と、これら3県で9割ほどを占める。特に岩手は昨年の20%から倍増する一方で、地元宮城県内からの購入にも力を入れる。昨年までは北海道産が占有していたカラ松は今年になって岩手山が取って代わり、群馬や長野、栃木などからも県産材指定で使われる。
品目別には12ミリ厚3×6を中心に9、15ミリ厚などを含め全体の43%を占め、厚物合板(21ミリ厚以上)の38%、長尺の約20%と続く。
また木材利用ポイントの絡みで厚物合板を中心とした全層杉合板を中心とした全層杉合板「(強+杉)」つよすぎ」の出荷が好調だ。曲げヤング係数はJAS規格に対して1.4倍の性能を有するため釘の保持力が高く、その数値は各工場に設置するメトリガードで計算する。引き合いは増しており、月間約10万枚の出荷量だ。
(日刊木材新聞 H25.11.01号掲載記事抜粋)
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