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産地と連携、国産材家具を開発

口コミで需要急増、大ヒット商品に成長

「木づかい推進月間」である10月は、全国各地で様々なイベントが開かれた。

しかし、もし参加者が木づかい運動に賛同し、家具や雑貨など身近なものから国産材商品を取り入れていこうと思い立っても、どこで売っているか分からない、種類が少ない、気に入るデザインがない、高いなどと戸惑ううちに、盛り上がった需要が冷めてしまう。

そんなギャップを埋める新たな担い手として注目されるのが、2年前から国産材家具を扱い始めた、通信販売大手のディノス・セシール ディノス事業の取り組みだ。

ディノス事業が手掛ける家具収納商品には、スチールやメラミン、外国産のムク製品などとともに、国産の桧や杉を使った収納棚やベッドが品ぞろえされている。この国産家具はすべてオリジナル商品で、30シリーズほどを展開、好評を示す「売れてます!」マーク付きの商品も多い。

なかでも「東濃檜頑丈突っ張りシェルフ」は、この取り組みの原点となった商品だ。リビング本部家具収納部の樋口泉収納ユニットマネージャーが、岐阜の木工所で日本の林業の現状や木材を通じた地域振興への熱意を聞き、これに応えて同品を企画開発した。

日本の家具市場は厳しい価格競争下にあるが、「売るために安くするのではなく、その価値を認めて選んでもらえる商品を作り、価値に見合った価格を設定する。商品を通して、国産材の、天然のムク材の良さを伝えたい」(樋口マネージャー)との方針で開発が進んだ。

 

(日刊木材新聞 H25.11.12号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com



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