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首都圏木建ルートでも実需要増

納期不透明化も既存客へは納入

国産針葉樹合板は、首都圏の木建ルート市場でも需要が活性化し始めた。

加えてトラックの配車が依然難しく、冬場に向けた玉確保の動きも手伝って11月の発注は前半に集中、中旬に商社の割り振り玉も底を突いた。

そのため、長尺に続いて12ミリ厚3×6判も納期が不透明化して少しずつ品薄感が生まれている。

しかし定期購入を続ける顧客へは届いている。

メーカーの在庫料は1年間にわたり低量に推移し、年央以降はルート筋からの発注が月末に集中したためトラック手配が難航、盆明け頃から納期が伸び始めた。メーカーはおう盛な直需市場向けに毎月の生産分かそれ以上を出荷する状態が長らく続いてきたが、それでもルート市場の需給は9月ごろまで緩和したまま推移。そのため合板工場も比較的安定した生産・出荷を続けていた。

ただ13年初頭に起きた物流停滞からくる物不足の記憶もあるため、冬季が近づくにつれて問屋や販売店は玉確保の意識を強める傾向にある。

そのなかで、遠方から長尺や市況品を西日本に販売するメーカーが年央以降には扱いを切り上げた。そこで生じた不足分が他メーカーへ振られたこともあってか、10月下旬に西日本の一部メーカーが受注を停止。さらに11月上旬に東日本の合板工場で発電プラントの故障が起こり生産量が一時的に半減した。

生産量回復への対応は迅速に図られたものの、市場では先々の品不足に対する警戒感が芽生え始めていたうえに、地域によっては10月上旬から首都圏のルート筋でも荷動きが良くなってきていた。こうした要因が重なり、東日本メーカーの故障はルート筋に心理的な動揺を少なからずもたらした。

ただ、10月分の合板統計で過去最高の生産・出荷量を記録したことが示すとおり、メーカーはこれまで以上の供給を果たしており、従来からの顧客には遅れながらも出荷を続けている。そのため問屋も必要分の玉は確保できているが、スポットの問い合わせが増加して断るのに手いっぱいだ。販売店への納期も配車が付き次第となって、どこも在庫は減少傾向にあるが、現場遅れに至るまでの事態はほとんど聞かれない。

 

(日刊木材新聞 H25.11.28号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com



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