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木密地域の不燃化へ ~都市部の木造住宅~

都市部での木造住宅に関する問題の一つが、木密地域と言われる木造密集市街地だ。

戦後の混乱期になどに無秩序に木造住宅が建てられ建築基準法の施行などで既存不適格といわれる現在の基準を満たしていない木造住宅が多く、接道がなかったり細かったりするため建て替えができず、防災上も危険な状態となって細い路地が入り組み、消防車や救急車が入れないといった問題点が指摘されいる。

従来は行政も個人の財産に補助を出してこうした木密地域の解消や不燃化には積極的ではなかったが、個人の住宅でも不燃化や耐震化を図ることが、都市防災上でも有効な手段となる事が指摘されるようになり、積極的な対応が取られるようになっている。

東京都では新防災地区をと建築安全条例で定め、原則として指定地域での建物は準耐火建築以上、500平方メートル超、4階建て以上の場合は耐火建幾物とすることなどを定めている。

さらに新年度に向けて不燃化特区制度の創設に動いている。

一部地域では先行実施地区も指定され、木密地域の不燃化への様々な助成制度なども盛り込んでいこうとしている。

 

(日刊木材新聞 H25.3.7号掲載記事)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com



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