住林クレスト、2工場閉鎖へ 〜生産拠点再編で効率化目指す〜
住林クレスト、2工場閉鎖へ
生産拠点再編で効率化目指す
住友林業クレスト(名古屋市、吉岡義寛社長)は11月28日、15年6月末で名古屋工場と九州工場を閉鎖することを明らかにした。
現在の6工場を4工場に集約して建材ほかの生産の効率化を目指す。
同社は住友林業傘下の木質建材製造・加工メーカー。売上高の半分近くは住友林業の家向けの建材、住宅機器ほか、市中一般ルートや住宅会社に販売している。
同社は、先行き住宅着工の減少が見込まれ資材市場での競争が激化すると見ている。このため、全国に散在する工場のうち造作材や化粧ボードなど生産品が老朽化していることなどから、生産拠点を再編成し生産性の高い建材事業を目指すため2工場の閉鎖を決めた。
名古屋工場(愛知県海部郡)は建具、階段、造作材など、九州工場(佐賀県伊万里市)は建具、造作材、化粧ボードなどを生産している。九州工場に隣接して九州第二工場がある。
今回の工場閉鎖決定で、残る工場や協力工場に生産品目を再配置するほか、2工場の従業員(計230人、契約社員、パート含む)は住友林業グループ内での再雇用や再就職先の支援を進める。
現在、同社には2工場のほか、鹿島工場(建具、造作材、床ほか)、静岡工場(収納、洗面化粧台ほか)、新居浜工場(階段材、カウンターほか)九州第二工場(接着剤)がある。
同社の14年3月期の売上高は399億3200万円と前期比9.8%増加したが当期純損失で11億3300万円となった。これまでの負債を処理したことで純資産は500万円まで圧縮されるなど、事業の再構築を迫られていた。15年3月期中間時点では純資産は3億3300万円に回復している。
(日刊木材新聞 H26.12.02号掲載記事抜粋)
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