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職人不足が深刻化

首都圏の米材市場は、先高観から買い気が強くあった7月を最後に一変、8月以降は先安観を警戒して当用買いに徹する動きが強まっている。

住宅着工は好調に推移しているが、職人が不足していることから工期が長期化、「材を納入しようとしたが、職人が足りず、基礎工事に入れないでいるから入荷は待ってほしいと言われた」(問屋筋)と、住宅着工増の恩惠が享受できない状況だ。

着工は好調だが、職人不足の問題は月ごとに深刻化しており、「7月頃までは2~3日だった納期遅れが、10日~2週間と長期化している」との2×4コンポーネント工場の声も聞かれる。

そのため、受注は好調でも出荷増につながらず、加えて、コスト転嫁がここにきて一服状態となってきていることから、流通プレカット、コンポーネント工場のいずれも採算が厳しい状態。

米加材の価格上昇により、木材利用ポイントの影響もあって国産材の需要が高まっていることも、荷動き停滞の要因の一つと推定する声もある。

 

(日刊木材新聞 H25.10.22号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com



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