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高水準の受注を維持

稼働ピークは年明けへ

消費税率の引き上げ決定後初のプレカット調査では、高水準の稼働を維持している企業が多いことが分かった。

ただ、好結果とは逆に、各社の見積段階での分析では、稼働ピークが予定していた年末から年明けにずれ込むとするところが多く、当初予定していた生産計画を見直す企業も増えている。

特に受注動向を見据えた資材調査の計画が立てづらいとの声が多くなっている。

日刊木材新聞が全国のプレカット工場27社を対象に毎月実施している稼働状況調査(別表)によると、10月受注の全国平均は113.8%(前年比8.6%増)という結果で、9月と比べれば7.2%増と受注増を維持している。

10月の主要地区の10月の状況は、9月にハウスメーカー、特に注文住宅メーカーからの受注が増えており、稼働は好調だ。

これに対して問題なのが、各工場の稼働状況。基礎職人が不足していることによる現場遅れなどで、プレカット工場で加工後の資材在庫が滞留し、保管する余裕がないところもある。

また近年は、合板、羽柄材、パネルなどの在庫もあるため、工場スペースがないことが稼働の悪化につながっているとの意見もある。

【10月プレカット稼働率調査(全国平均表)】  単位:%、()内は前年比

 9月(実績)10月(受注)11月(見通し)
北海道110.3(93.6)126.0(101.0)116.0(101.6)
東北87.0(104.0)95.6(102.0)117.0(127.0)
関東108.2(107.7)113.4(104.0)91.2(85.2)
中部100.0(88.5)103.5(106.5)103.5(94.5)
関西93.0(86.8)98.6(100.6)98.6(95.4)
中国102.5(110.0)112.5(125.0)98.0(100.0)
四国130.5(128.0)138.0(125.0)117.5(109.0)
九州117.3(104.5)123.0(105.0)115.0(116.0)
全国平均106.1(102.9)113.8(108.6)107.1(103.6)

 

 

(日刊木材新聞 H25.10.24号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com



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