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木材利用ポイントがピンチ

新築住宅の伸びに陰り

秋田県内の新設住宅着工戸数を見ると、4~7月の月別新設住宅着工戸数はいずれの月も400戸台を超える勢いを見せていた。

だが、8月は400戸台には乗ったものの、前年同月比6%増と縮小した。

9月はまずまずで推移したものの、10月に入り新築住宅着工戸数に陰りが見えてきた。

地元ビルダーや工務店関係者はこの動向について「一つは施工側が注文に応じきれなくなってきたことがある。さらに注文住宅は9月末まで契約すれば来年4月以降の引き渡しでも現行の5%の税率が適用される経過措置や、ローン減税拡大などの対策が伝わり、駆け込み需要が一段落した面が出てきた」と説明する。

この動きは、木材利用ポイントの窓口になっている県木連にとっても予想外の展開で、事務局からは「このままでは予算が余ってしまう」という声が漏れるほどだ。

県内の動きを見ると、新築需要よりもリフォーム需要のほうが活発で、木材利用ポイントがスタートする前は、新築需要は大幅に減少していた。しかし、同ポイントが4月から開始されると、久々に県内の新築住宅着工戸数が大幅に伸び、東北6県では唯一年間4000戸に届かない最低記録を更新中だった秋田県が、4000戸台に届く気配だ。

 

(日刊木材新聞 H25.10.26号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com



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