住宅情報

公認ホームインスペクター資格試験、合格率25.7%

日本におけるホームインスペクション(住宅診断)の普及と、ホームインスペクター(住宅診断士)の育成・スキルアップを目指すNPO法人日本ホームインスペクターズ協会(東京都中央区:理事長/長嶋修)。同協会が今年9月25日に実施した、第三回公認ホームインスペクター資格試験の合格者についての報告。

 受験者857名に対し合格者220名、合格率は25.7%とという結果になった。

 

第三者によるホームインスペクション(住宅診断)の普及と診断士育成を行っている同会では、全国でホームインスペクター(住宅診断士)の育成、品質向上を目的とする公認ホームインスペクター資格試験を2009年から毎年実施。今年は9月25日に実施し、10月25日(火)に合格発表となった。

合格者数や属性について

受験者857名に対し、合格者は220名で合格率25.7%。
うち女性の合格者は13名(受験者58名)。

また受験者のうち63%が建築士(一級・二級・木造)保有者でしたが、合格者内の比率を見ると70%と高い割合を占める。ついで高いシェアだったのが、宅地建物取引主任者資格の保有者で46%。受験者に占めるシェアは43%。

業種別で見ると、受験者のうち42%と圧倒的に高い割合を占めていたリフォーム業関連従事者は、合格者のうちの39%と2位のシェアに。代わって受験者の34%で2位のシェアだった建築設計従事者が、合格者の48%を占める結果となる。

年齢別の内訳は以下のとおりですが、40代の合格率が28%と全体水準よりかなり高くなっている傾向がわかります。40代以上の世代は、合格者に占める建築士の割合がかなり高い傾向も見られました。

10月25日の合格発表は、協会HPにおいて解答番号と受験者番号の掲載、また受験者へ郵送をもってお知らせする。

 

2011年度 第3回 JSHI公認     ホームインスペクター資格試験/合格者数

【試験日時】 2011年9月25日 13:00~
【試験会場】 札幌・東京・名古屋・大阪・福岡
【出題範囲】 おもに木造住宅のホームインスペクション(住宅診断)を
                  行うために必要な範囲
【合格発表】 2011年10月25日 郵送と協会HPによる発表

東京   受験405人  合格109人
大阪   受験170人  合格  20人
名古屋  受験157人   合格  45人
札幌   受験  26人  合格    9人
福岡   受験  99人  合格  20人
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合計   受験857人  合格220人
男性  受験799人  合格207人
女性  受験  58人  合格  13人

 20~29歳 受験 68人  合格11人
 30~39歳 受験281人  合格78人
 40~49歳 受験267人  合格75人 ※28%
 50~59歳 受験168人  合格42人
 60~69歳 受験 64人  合格13人

 


NPO法人日本ホームインスペクターズ協会

http://jshi.org/

ホームインスペクションとは、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見極め、アドバイスする住宅診断のこと。欧米では利用が常識となっています。
当協会は、ホームインスペクションの技術基準を明確化するための公認資格試験の実施、ホームインスペクター(住宅診断)育成・スキルアップのための講習や診断履歴の蓄積(国土交通省長期優良住宅先導的モデル事業採択)などを行う民間団体で、2008年4月に設立、2009年2月にNPO法人登記しました。

第一回ホームインスペクター公認資格試験では186名が合格、昨年の第二回試験は667名が受験し、168名が合格しています。
現在、公認ホームインスペクターである認定会員数は約290名です。



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