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外皮・設備の仕様基準と簡易計算法まとめる ~改正省エネルギー基準~

開口部比率大なら仕様強化

1月末に告示された新しい住宅・建築物の省エネルギー基準について、12日に経済産業省で開かれた合同会議で、外皮・設備の仕様基準及び簡易計算法がまとまった。

今後パブリックコメントを経て、住宅の省エネ基準と同じく、10月に施工される予定だ。

新しい省エネ基準は、外皮(躯体)の断熱性能を、建物の総熱損失率量を表面積で割った平均熱貫流率UAで考え、平均日射取得率、さらに設備のエネルギー消費を加えた建築物全体の1次エネルギー消費量基準で示している。

これらを1棟ずつ計算することは、ビルダーの負担になるとの懸念から、業界団体等は基準達成のために必要な材料の仕様基準を求めていた。

今回決定したのはその仕様基準と、これとは別に認定低炭素住宅の申請にも使える簡易な計算法だ。

仕様基準のなかで、断熱材が担当する天井または屋根、壁、床の仕様については、現行の基準値と同じ熱貫流率または断熱材の熱抵抗値が示されることになる。

地域区分と建物の構造、断熱材の施工方法(充填又は外張り)によって、断熱材の種類と最低厚さを示した仕様適合チェックシートも作成される予定だ。

 

(日刊木材新聞 H25.7.17号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com



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