評価取得件数が増加傾向に-性能表示・長期優良住宅-
要望に対応できる体制整備
住宅性能表示・長期優良住宅では、多くの企業で評価取得件数が増加傾向にある。
各企業の販売棟数が増加する以上に評価件数も増えており、性能評価のの取得が顧客の信用獲得や他社との差別化につながるとみる傾向が強まっている。
こうした背景の一つには、2017年春に一部ハウスメーカーの住宅品質をめぐり、社会的にとり沙汰されたことの影響もあるようだ。
施主はこうした話題にとても敏感で、ただでさえネットには情報が溢れている。
「施主によっては建設性能評価を受けているか否かで判断し、仮に施工中に検査せずに事故でも発展すれば風評被害にもつながりかねないという危機感が業界に広がった」(性能評価機関)。
そのため、多少コスト負担が増してもあらかじめ手を打っておく企業が増え、施主の伊香にいつでも応えられる体制整備に関心が集まった。
ただ性能表示制度の建設性能評価ともなると、施工中に4度の現場検査が必要になる。
現場の工程管理を調整して検査を入れる必要があるため、前もって工程計画段階から組み込むための打ち合わせが必要だ。
しかも施主の都合による間取りの変更や、施工のやり直しもあるため工期に影響しかねない。
つまり大工の施工能力はもちろん、現場監督のチェック能力に加え、検査するタイミングを作る手間や時間なども組み込む必要があり、作業負担という意味でもコストに跳ね返る。
このため市場全体の採用率も10%にも満たない状態が続いてきた。
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