産業廃棄物でPBに再生 ~東京ボード工業~
産業廃棄物でPBに再生 ~東京ボード工業~
放射線量も厳格検査しパス
東京ボード工業(東京都、井上弘之社長)はこのほど、東日本大震災で発生した災害木質廃棄物(木屑)を利用したパーティクルボード(PB)を製造、東京都内で開かれている災害廃棄物処理推進展で展示什器等に利用されている。井上社長は「災害廃棄物の広域処理の一助になれば幸い」と述べている。
このPBは、宮城県多賀城市内で発生した災害木質廃棄物を分別破砕処理後再利用し本社工場で製造された。
放射線量は製品出荷時で0.08マイクロシーベルト(μSv/h)と人体に影響を及ばさないものであった。この製品を利用して、環境省が主催する東北復興に向けた災害廃棄物処理推進展の展示台やプランターなどに加工された。
(日刊木材新聞 H24.3.27号掲載記事抜粋)
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