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大震災乗り越え新たな年へ

都合連賀詞交歓会

東京都合板組合連合会(吉田繁会長)は6日、第41回深淵合同賀詞交歓会を東京都内で開催した。流通関係者やメーカー等670人が参加した。来賓に、41回目で初めて林野庁長官が出席した。

復興需要に期待感

 吉田会長は、「昨年は東日本大震災で世の中は大騒動になったが、日本人の心が一つにまとまって動きだし、大きなパワーになってきたと感じている。合板業界は大災害が起こると、大量の仮需がしてあっという間に暴騰し、その後大体は暴落する。しかし、昨年はわずかに価格が上昇したが過去に比べるとうまく推移したと思う」と震災後の合板相場を振り返った。

 また、「ハワイでクリスマスセールを見ると近年になく盛況で、米国経済もだいぶ回復してきたと実感する。我々の業界の先行きには不透明さがあるが、当面は間違いなく復興需要が出てくる。しばらくは良い需要環境が続くと確信している」とあいさつした。

 皆川芳嗣林野庁長官は、震災後に合板業界が安定供給に努めたことに感謝を示した後、「被災地はまだ瓦礫も多く、街づくりや港づくりが始まったばかりだが、復興に必要な合板を1枚でも多く作れるように努力している。」と話した。

(日刊木材新聞 H24.1.11号掲載記事抜粋)

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com/



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