「木材産業」に注目-14年度森林・林業白書
「木材産業」に注目-14年度森林・林業白書
新たな需要創出が課題
2014年度の森林・林業白書(「平成26年度森林及び林業施策」)が閣議決定した。
今年度は「森林資源の循環利用を推進していくためには、木材を木材製品に加工し、流通させる存在が不可欠」として木材産業に注目。
主要業種別、年代別に歴史の変遷や課題を整備したうえで、新設住宅や製紙等の既存需要が不透明ななか、「新たな木材需要の創出が重要な課題」と指摘した。
木材産業については、製材業、集成材製造業、チップ製造業、市売市場、販売業、商社などを業種別に紹介し、時代の変化に合わせてそれぞれの業種がどんな歴史を歩んできたか解説。戦後の木材需要の拡大期(戦後~1973年ごろ)から停滞期(73年~96年ごろ)、減少期(96年ごろ~)を経て木材自給率は大きく低下したが、国産材は戦後に造成した人工林が本格的な利用期を迎えるなかで、「新たな展開が可能な状況になるつつある」と指摘した。
(日刊木材新聞 H27.06.05号掲載記事抜粋)
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