住宅情報

積水化学工業で34戸が性能不足 ~国土交通省~

特別措置の適用停止

国土交通省は13日、積水化学工業(大阪市、高下貞二住宅カンパニープレジデント)が販売する木質プレハブ住宅「セキスイツーユーホーム」34戸が、取得している住宅背右脳表示制度の性能に適していないことが分かったと発表した。同省は、同社が再発防止策を講じるまでの間、型式認証による住宅性能評価の設計図書の省略等の特別措置の適用を停止する。

同社は、プレハブ住宅の販売で型式認定を取得し、住宅性能評価を利用する際に評価手続きを省略できる特例を得ているが、向上への生産指示のミスで、本来あるべき性能に満たない住宅があることが分かり、同省にその旨を報告していた。その後の詳細な調査で、性能評価書に記載されている性能を満たしていない住宅が34戸あったという。

例えば、省エネ等級では、Low-E仕様とすべきところをそうしておらず、等級4であるべきところが等級3にとどまっていた。劣化対策等級では、構造材にK3以上の防腐・防蟻処理を行うべきところ、性能の指定のない薬剤で処理をしており、等級3であるべきところが等級2となっていた。

また、誤記などで住宅性能評価の申請書類と異なる仕様となっている住宅が779棟あったが、性能評価の性能は満たしているという。建築確認・完了検査でも、誤記などで申請書類と異なる仕様の住宅が39棟あったが、建築基準法に適合しないものはなかった。

性能不足の34戸は今後、顧客に事情を説明し、了解を得たうえで改修などの措置を取る。

同社は「今回の事を真摯に受け止め、社員教育、管理体制の強化を徹底して、再発防止に努める」とコメントしている。

 

 

(日刊木材新聞 H24.7.18号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com



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