シャープに約50億円出資~建材と電材の融合、加速~
シャープに約50億円出資
建材と電材の融合、加速
LIXIL(東京都、藤森義明社長)は18日、シャープ(大阪市、髙橋興三社長)へ約50億円を出資することを決めた。
シャープが、LIXILを割当先とした第三者割当により新たに発行する株式1434万8000株を購入する。
今後、経営陣が産画する開発統括会議を立ち上げ、共同開発・商品化のスピードを加速させる方針だ。
両社は11年4月に業務提携を決め、同年8月に合弁会社エコ・ライフ・ソリューションを設立した。
その後、12年4月に屋根一体型の太陽光発電システム「ソーラールーフ」を、今年4月にはHEMS「みるる」を、共同開発商品として発売した。
また、2月に発売したLIXILのタンクレストイレ「サティス」には、便器内を除菌する機能としてシャープ独自のプラズマクラスターイオン発生器を搭載するなど、建材と電材の融合を着々と進めている。
今回の出資は、この取り組みをさらに速める狙いがある。エコ・ライフ・ソリューションでの企画やマーケティングは今後も継続するが、さらに両社の経営陣による「開発統括会議」を組織化し、計画と実行その実行状況を管理していく。
これにより、商品化が一層加速し、建材と電材の融合商品の発売が促進され、他の建材メーカーとの差別化やリフォーム分野での需要喚起につながると期待されている。
また、こうした共同開発商品の販売については、LIXILの販売網だけでなく、今後、国内外に広がるシャープの販売網の活用も計画していく。
(日刊木材新聞 H25.9.20号掲載記事抜粋)
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