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木材リサイクル企業を先導

今日の循環型社会見通す

東京ボード工業(東京都、井上弘之社長)は25日、東京都内のホテルで社名変更と新木場稼働30年記念式典を開いた。

井上社長は「当初は南洋材廃材を利用してパーティクルボード(PB)を作る計画だったが、合板や製材工場が次第になくなり、やむなく産業・一般廃棄物でボードを作ることになった。

しかし、結果的には循環型木材産業として今日を迎えられたことは感謝に耐えない」とあいさつした。

東京ボード工業は現在、PBを月間8000トン生産するが原料は建築解体材を中心とする廃棄物を利用している。自前でチップ会社も運営し、用材、燃料用木質チップを生産している。

同社の前身は1946年に設立された千住ベニヤ工業で、その後グループ化した江東プライウッド、荒川プライウッド、東京アイデアルウッドの4社が合併して現社名に変更する一方、PB事業に転換した。

新木場という木材団地にありながら南洋材の供給構造変化に見舞われ、バージンチップを確保することが困難となったが、逆の発想で都市部にある既建築物から生まれる解体材や型枠を利用して今日の環境対応型木業としてのビジネスモデルを構築した。

 

(日刊木材新聞 H25.10.29号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com



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