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中・大規模木造の未来考える

都市の木造化に向けシンポ

木を活かす建築推進協議会は7日、日本木工機械展併催行事として「第1回都市の木造化に向けたシンポジウムH25 in 名古屋」をポートメッセなごや(名古屋市)の交流センターで開催した。

「地域の技術、準耐火木造・木質化はどこまで可能か」をテーマに基調講演や事例発表などを行った。

参加者は約150人。

同シンポジウムは、今年度の地域材供給倍増事業(林野庁補助事業)に基づく中・大規模木造建築物等の普及に向けたもので、今回に続き12月に横浜、来年2月に東京で開催する。

基調講演では、長谷見雄二早稲田大学理工学術院教授が「これからの中大規模木造建築物の防耐火設計」をテーマに講演。新たな木質耐火構造である燃え止まり型の木現し耐火木造などについて解説したほか、10月に岐阜県下呂市で本実験を終えた木造3階建て学校の火災実験について報告した。大規模木造防耐火技術の今後に関しては、木質耐火は安定した市場がまだないので、継続的な研究体制構築のためには民間資金以外のファンドが必要であり、同様のファンドで成り立っている組織(大学等)が参入する仕組みや戦略が必要であると指摘した。

 

(日刊木材新聞 H25.11.09号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com



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