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職人不足が足かせ

9月はハウスメーカーや地域ビルダーに駆け込み需要が発生した。東北沿岸部の地域はこの傾向が顕著だった。

年間300戸前後を建築する宮城のビルダーによると9月受注は創業以来の数字となったという。東日本大震災直後1年分あった受注をこの2年半で6~9ヵ月分まで減少させたが、この駆け込み受注で再び約1年分に増えてしまったという。この膨大な受注残も、生コン等の資材不足と大工をはじめとする職人不足で基礎工事が遅れ、着工、工事とともに工期がずれ込んでいる。

工事遅れ・ずれ込みで大手プレカット工場の10月加工実績は、当初の予想を下回る結果となったが、前年10月の数字は上回っているようだ。

製品の荷動きはまとまった量が相変わらず続いている。仙台木材市場は10月に工務店との同行展を開催した。製品が山積みされてが、大半は手当てされた。荷動きの中心は値頃感のある杉製品だった。

11月上旬には雪が降り、青森市内では約40cm近い積雪があった。この気象も工事遅れに影響しそうだ。

 

(日刊木材新聞 H25.11.16号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com



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