住宅情報

中古住宅の性能・価値を価格に反映させる検討を開始

国交省「中古住宅の流通促進・活用に関する研究会」発足

国土交通省はこのほど、中古住宅流通市場における課題を検討し、具体的な制度構築を提案するため、「中古住宅の流通促進・活用に関する研究会」(座長=中城康彦・明海大学教授)を立ち上げ、6日、第1回研究会を開催した

。中古住宅の品質。性能評価に焦点を絞り、住宅の資産価値が長期に渡って維持される環境の整備に向けた検討を行う。

現在実施されている中古住宅流通に関する取り組みは、あまり成果が挙がっておらず、特に消費者の中古住宅の質に対する不安や、適切な価値の評価方法が課題となっている。

また、インスペクションや既存住宅向け瑕疵保険・住宅性能表示制度、住宅履歴情報は消費者への普及が遅れている。

こうした課題を踏まえ、特に取引情報が少ない中古戸建住宅の価格設定において、売買時に実際の使用価値を反映させるための環境整備と、売買時の建物評価を金融機関の担保評価においても反映させるための環境整備を軸に、中古住宅の流通拡大を推進するための方策を研究会の大きな論点とする。

また、不動産、住宅生産、金融機関など市場関係者とも連携し、国と市場それぞれの役割を踏まえながら検討進めていくとした。

 

 

日本住宅新聞 2013.3月15日号記事抜粋

詳しくは、日本住宅新聞ホームページへ http://www.jyutaku-news.co.jp/



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