住設機器、12年度業績に明暗
住設機器、12年度業績に明暗
12年度のシステムキッチンの出荷は前年比2.3%増、システムバス(浴室ユニット)の出荷は同0.2%増となった。
11年度は仮設住宅向けの特需があったが、12年度はそうした特殊要因がない中でも前年並みを維持した。
着工増やリフォーム需要の回復等が背景といえる。
出荷を担う住設機器メーカーの12年度決算を見ると、クリナップの厨房部門の売上高は前期比9.7%増、タカラスタンダードの厨房部門の売上高は同5.8%増だったのに対し、LIXILのキッチンの売上高は同3.6%減で、専業メーカーの好調がうかがえる。
LIXILは11,12年度と新商品発売がなかった影響と見ており、13年度は新商品効果による増収を見込んでいる。
13年度は各社とも同5%程度の販売増を計画しているが、出足は今のところ前期並みで、消費税増税前の駆け込み等、需要環境好転の追い風効果はまだ見えていない。
(日刊木材新聞 H25.5.18号掲載記事抜粋)
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