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木材自給率は26.6%に ~11年の木材需要~

林野庁は20日に11年の木材需要(用材部門・丸太換算)の概要を発表、総需要は7272万5000立方メートルで前年比3.5%増加、製材用が同2.6%増加したが、国内生産が1936万7000立方メートル、同6.2%増と国内生産の増加率が大きく、木材自給率は前年から0.6ポイント上昇し26.6%になった。

国内生産の増加率が輸入上回る

農林水産省は、森林・林業再生プランを策定し、2020年の木材自給率50%に向けた施策を展開している。木材自給率は09年27.8%が直近のピークで10年は26.0%に減少したが、11年は26.6%まで回復した。11年度は住宅着工が83万4117戸と前年を2.4%上回ったことで製材用、合板ともに増加した。

用途別では、製材用が2663万4000立方メートル(前年比4.9%増)、このうち国内生産が1149万2000立方メートル(同8.6%増)で、輸入が1514万2000立方メートル(同2.3%増)。
製材用材の自給率は43.1%と前年比1.4ポイント増加した。合板用材は1056万3000立方メートル(同10.5%増)、国内生産は252万4000立方メートル(同1.4%増)、輸入は803万9000立方メートル(同13.8%増)と、自給率は23.9%で2.2ポイント落ち込んだ。

これは東日本大震災で合板工場に被害が出たため、代替材として輸入合板やOSBなどが増加した結果、丸太換算で輸入が大きく増えたものとみられる。

 

 

(日刊木材新聞 H24.6.22号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com



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