販売量、採算確保両面でもみあう ~原価上昇の複合フロア市場~
販売量、採算確保両面でもみあう ~原価上昇の複合フロア市場~
6月出荷分めどに値上げへ
昨年末からの円安を受けて複合フロア供給メーカーの価格転嫁が急がれている。
メーカー各社は概ね6月出荷分をめどとした値上げ表明。
採算確保が急務との認識は共通するが、それでも価格塗料の優先度によって値上げ姿勢にも濃淡がみられる
複合降るあの製造コストとの多くを占める基材は輸入合板を主体とするため、発注から船積みを経て入着・開梱、国内陸送で各工場に在庫されるされるのが一般的だ。このため為替が市中の販価に反映されるまで数か月かかる。
メーカーの多くが決算期末となる3月の量販を経て4月を迎えると昨年末に成約した80 円前後の為替で仕上がる基材在庫が減少し、年初から新たに手当てした高値玉が徐々に製造、販売へと回り、一気に値上げ機運が高まった。
指標となるのは天然南洋材合板基材だが、産地価格は690ドル(立法メートル、C&F)と大きな変化はないため、為替分の転嫁が目下の課題だ。
(日刊木材新聞 H25.5.30号掲載記事抜粋)
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