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ユネスコエコパークに登録 ~宮崎・綾地域~

日本最大級の原生的な照葉樹林

宮崎県の「綾地域」がユネスコ(国連教育科学文化機関)のエコパークに登録された。9~13日にパリ(フランス)で開催された第24回人間と生物圏(MAB)国際調整理事会で審議が行われ決定されたもので、国内では5カ所目の登録となる。

今回、ユネスコエコパークに登録された綾地域は、宮崎県綾町及び小林市、西都市、国富町、西米良村にかからり、総面積は1万4580ヘクタール(核心地域682ヘクタール、緩衝地域8982ヘクタール、移行地域4916ヘクタール)。9月以降にユネスコ事務局から認定書が送付される予定だ。

綾川流域は東アジアの照葉樹林帯の北限付近にあり、多くの日本固有種で構成される。また、省老樹自然林が最大規模で残されているほか、標高規模で残されているほか、標高約1200メートル以上の高標高域には夏緑広葉樹のブナが優先する自然林が現存する。

 

 

(日刊木材新聞 H24.7.25号掲載記事抜粋)

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「日本の森林非常事態宣言」決議 ~林野庁~

国産材利用エコポイント創設等も

森林関係の地球温暖化対策を考える会(岡田秀二座長=岩手大学教授)は20日、決議文「日本の森林非常事態宣言」を公表した。このなかで、13年以降も地球温暖化問題に最大限の取り組みを行うために「森林再生による森林整備の継続のための施策」や「国産材利用のエコポイント創設、輸出の拡大、消費者等の視点を踏まえた木材利用を実現する施策」などを含めた対策を掲げた。

これは林野庁が、有識者からなる同会を4月以降、計3回にわたって開催し、そのなかの意見を取りまとめたもの。京都議定書の第1約束期間が今年で終わり、日本は同議定書の第2約束期間には参加しない。そこで、来年以降は国際約束のなかで温室効果ガスの削減義務は負わないが、今後の政策を進めるなかで、森林・林業の専門内外からの意見を取組む目的で同会が開催された。

 

 

 

(日刊木材新聞 H24.7.24号掲載記事抜粋)

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木材エコポイント検討中 ~環境省~

現在、各省庁では13年度予算で何を行うのかがまとめられている。そのなかで、環境省では温暖化対策の新たな取り組みとして、木材製品にエコポイントを付ける制度の創設を検討している。同省は、鉄や石油製品と比べ木材を選べばどれぐらいのCO2を削減できるかなど、木材利用の効果を慎重に精査する必要性があるとしている。

現在検討中なのは、家電エコポイントと同様に、対象となる製品を設定し、それを購入した者へ一定のポイントを付けるもの。

家電エコポイントや住宅エコポイントは、省エネルギー対策に焦点が集まっていた。木材エコポイントは地球温暖化防止のためのCO2削減を目的として、創設が検討されている。それゆえ環境省では、同じ製品でも木材で作った方が、鉄やプラスチックなどに比べCO2排出量が少ないかどうかなど、様々な視点でCO2削減効果を検証しなければならないとしている。

対象製品を木材全般とするか範囲を絞り国産材とするか、また家具や日用品から柱や梁など住宅部材まで含めるかなども白紙の状態から検討されている。

各省庁が来年度予算を概要要求として公表するのは8月末。木材エコポイントが実現に向けて動き出すか否かが注目される。

 

 

 

(日刊木材新聞 H24.7.20号掲載記事抜粋)

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群を抜く耐久性「タイベックシルバー」

住宅の長寿命化に寄与

旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ(東京都、伊吹泰治社長)は、透湿・防水シートに遮熱機能搭載した「デュポン タイベックシルバー」を2005年11月から発売を開始している。

現在の販売量は、前年比3割増の月間約1300棟相当(透湿・防水シートは約1万棟以上)と、実績を重ねている。シルバーは、シートの基材である高密度ポリエチレン不織布(ふしょくふ)に、熱を反射するアルミを蒸着させ、さらに特許技術でアルミ保護コーティングを施したもの。

外装材の輻射熱(赤外線)を85%反射し、同社の試験結果によれば、夏の室内への熱移動を従来品に比べて27%抑えるため、室内の日中温度を2~3度、小屋裏では約8度を低減する。またアルミは湿度で劣化するため、湿度を通すシートには劣化対策が不可欠であり、デュポンが開発したアルミ劣化促進試験法によると、日本で10年以上は遮熱特性が落ちないということが分かっている。

また同品は防水・耐久面でも優位性を持つ。30年相当の劣化加速試験にも耐えることができるタイベックを基材にしているためだ。

「長期優良住宅では30年のメンテナンス計画が必要とされるど、住宅の高耐久化が求められ始め、問合せも着実に増えている。タイベックそのもの高耐久性に、改めて光を当てていきたい」(同社マーケティング担当 市川卓氏)とする。同社製品は、業界でもいち早く10年保証を取得してきた。

透湿・防水シートは、製品の性能もさることながら、その効果は施工性によるところも大きい。さきごろは、シートへの発泡ウレタン断熱材の直吹きにより、シートが膨らみ、通気層を塞いでしまうという事例も起こり、このリスクに対する注意も喚起している。

 

 

(日刊木材新聞 H24.7.19号掲載記事抜粋)

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旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社 http://tyvek.co.jp/

タイベック 商品詳細について http://tyvek.co.jp/construction/index.html



新工場建設を延期 ~マグ・イゾベール~

マグイゾベール(東京都、フランソワ・ザビエ リエナール社長)は、三重県津市で準備を進めていた新工場の建設について、予定を1年ほど延期し、14年中ごろとしていた操業を15年内とすることを発表した。

同社は昨年、住宅用グラスウールの増産を目的に、津工場の建設を決定し、準備を進めていた。これは、20年度ままでにすべての新築住宅に省エネルギー化が義務化されることに備えたもの。住宅エコポイントの対象となった次世代省エネルギー対応品を中心に、断熱材への需要が急増すると見込み、新工場建設による大幅な生産能力量引上げを決めた。

しかし、次世代省エネ対象品の需要は、急激な伸びを見せた一昨年に比べ、昨年から今年にかけては横ばい維持となっている。同社は今後も、需要は緩やかな上昇が続くと見込み、増産計画延期を決めた。同社の年間生産能力は現在3工場で合計9万トンあり、当面の緩やかな需要の延びには対応可能と判断した。

 

 

(日刊木材新聞 H24.7.19号掲載記事抜粋)

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