消費増税で駆け込み需要
国産材に期待も供給安定で不安
日刊木材新聞は、2013年の木材・建材業界の10大ニュースの1位に「消費税駆け込み需要」を選定した。
12年、自民党が政権に返り咲き、安倍晋三首相のアベノミクスと言われる経済政策で年初から円安、株高が進んだ。
そして消費税率の引き上げが決定、政府は住宅需要の反動減対策など、前回の消費税率引き上げ後の反動減が大きかったことで様々な施策をとった。
しかし、結果的には駆け込み需要が台頭し、今年の新設住宅着工数は97万戸を超えそうな勢いだ。
2位は国産材暴騰。住宅着工が12年8月以降前年同月比で増加しており、おう盛な需要があったことに加え、年初は北米製材市場も高騰していたこともあり、輸入材が値上げ基調になっていた。需要を上回る入荷で夏場ごろから木材市況は低迷したが、秋口に国産材丸太が不足すると一気に相場に火が付き、桧土台取り丸太が3万円、桧KD土台が10万円を超え、さらにそれでも材の確保ができないという状況に陥った。
木材利用ポイントが3位。制度導入時に集まった関心が、実需と結びつかずに失速するかに思われた。しかし、昨年の国産材需要増加の一因とも言われている。
木質バイオマス発電計画材立では、各地の計画を集約すると60以上にも上り、受け入れ側からも設備を抑制してほしいとの声まで出始めている。
円安は、1ドル100円台に乗り、輸入コストが上昇、輸入材の価格水準が高くなっていることも国産材の市場奪回のチャンスとなったが、結果的には国産材の方が値上がり幅が大きく、年末にかけては輸入材回帰の動きや、円安による国産材輸出の環境が整ってきた。
国産材関係大型整備投資への意欲を高める動きが強まった。中国木材日向市工場、高知おおとよ製材、ノダ静岡工場、信州F・POWERプロジェクトなど大型投資が相次いでいる。
(日刊木材新聞 H25.12.27号掲載記事抜粋)
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