最新情報

住宅業界最新情報を配信中!

仕事量増加、好況感継続と予測

工務店仕事量、7~9月を上回る

ジャパン建材(東京都、小川明範社長)は、13年10月~12月(13年度第3・四半期)の需要動向予測調査の結果を発表した。

販売店から見た工務店仕事量見通しの同10~12月需要予測指数は、プラス43.9ポイントという高い数値を示した7~9月(第2・四半期)より7.3ポイント上回り、仕事量がさらに増加するなど、好況感が継続する予測結果がまとまった。

同調査の結果は12年10~12月(12年度第3・四半期)以来、右肩上がりに増加する傾向を示している。

販売店段階の仕事量見通しもプラス44.5ポイントになるなど、13年7~9月(13年度第2・四半期)から、7・8ポイント上昇した。同社ではこの集計結果について「6月度に上昇した金利が一転して7、8月と下がり、住宅購入に結び付いたものと思われ、14年4月から見込まれている消費増税など、あらゆる景気上昇への期待感が大きく影響している」との見方を示している。地域別の販売店段階の仕事量見通しでは、北海道から九州まで全地域で「増加」回答が「減少」回答を上回った。なかでも低迷期の長かった北海道や北陸、四国、九州での「増加」回答の伸び率が大幅に増えている。

 

(日刊木材新聞 H25.9.28号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com 



オリンピックでの木材利用も

林野庁、国交・文科・経産省が施策説明

木材関係都道府県等連絡会議が26、27の2日間、農林水産省で開催された。

26日には沼田正俊林野庁長官が「今年は木材に対する関心が高まり、伊勢神宮の式年遷宮や木づかい推進月間も始まる。

木材利用の良い流れを作っていきたい」とあいさつした。

本会議では木材産業・木材利用に関する主な課題について情報提供があり、20年の東京オリンピックを木材利用の絶好のPRチャンスと捉え、東京都、関係機関に積極的な働き掛けをしていくことも盛り込まれた。

同会議は、森林・林業基本計画のなかで林産物の供給と利用の確保に関する取り組みを都道府県等と共有し、今後の取り組みに生かそうと開催された。林野庁は主な取り組み課題として、「新たな製品・技術開発」としてCLTのJAS化を取り上げ、年内にも告示化されるとの見通しと、建築基準の整備に向けたデータ整備に取り組むことを報告した。

 

(日刊木材新聞 H25.9.28号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com 



賃貸住宅の耐震性を向上

積水ハウス(大阪府、和田勇会長CEO)は、2・3階建て賃貸住宅「シャーメゾン」で10月1日から、第三者機関による住宅性能表示制度で最高ランクの耐震等級3を標準化し、耐震性能を高めると発表した。

大手住宅メーカーで、新築の賃貸すべての耐震性能を同3に引き上げるのは初めて。

同社は、戸建て住宅向けには同3を実施済みだったが、賃貸住宅は建築費を抑えたい顧客も多く、標準化していなかった。

しかし、現在の日本の総住宅数約4950万戸のうち、約21%に当たる1050万戸が耐震性不十分とされていることから、賃貸住宅の耐震化が急務と考え、耐震等級3を標準化する。

これにより、地震保険料の割引率が30%から50%に拡大(14年7月以降の契約)され、地震保険料負担を軽減することが可能となる。

 

(日刊木材新聞 H25.9.27号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com 



豊洲展示場に都市型3階建てモデル

幅広い顧客ニーズに対応

ヤマダ・エスバイエルホーム(大阪市、松田佳紀社長)は2日、豊洲展示場(東京都)にある都市型3階建て住宅「Villenzz(ヴィレンツ)」のモデルハウスをプレス向けに公開した。

同社は、都市部での3階建て市場への本格参入を目的に、13年1月から3階建て住宅ヴィレンツの販売を開始。8月31日に、同商品のモデルハウスを豊洲展示場に開設した。

ヴィレンツシリーズは、「SxL-Wood構法」を採用したヴィレンツモデルと、ヴィレンツGAモデルの2種類を用意。

いずれも、壁体内に空気を通す壁体内換気システムにより内部結露による腐朽を抑え、耐久性に優れた構造としている。

本体価格は、ヴィレンツが坪当たり55万円台(税込み)、ヴィレンツGAが坪当たり63万円台(同)。

モデルハウスでは、2世帯住宅を想定。住宅の中心に親世帯と子世帯共用の玄関ホールと階段を設計した。

生活空間は分かれていながらも、程良い距離を生み出す。親世帯は1階の寝室や和室、2階のLDKを中心に生活するように、子世帯の居室は3階に設計。

子供室は3方向に窓を設け、屋上庭園ともつなげている。納戸は将来を見据えて、ホームエレベーターに転用できるように、1~3階まで同じ位置・大きさで設置している。

 

(日刊木材新聞 H25.9.27号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com 



化粧ばり構造用合板の規格新設へ

合板のJAS規格数点見直し

農林水産省は合板におけるJAS規格の見直しを進め、新たに「化粧ばり構造用合板」の規格を新設する見通しだ。

4日に農林規格調査が開催され、合板JASの改正が決まった(6日付既報)。

ほかにも数点の改正案がJAS調査で既決され、告示に向けて調整が行われている。

今回の改正では、主に合板用途と木材利用の拡大を目的として、化粧ばり構造用合板の規格新設、天然木化粧合板及び特殊加工化粧合板の定義に側面加工を施したものを追加、普通合板の材面品質の見直し、コンクリート型枠用合板における幅方向の曲げ強度基準の緩和が挙がっている。

なかでも注目されるのが化粧ばり構造用合板の新設で、複数のメーカーから要望があった。

これは構造用合板の表面に、化粧単板として1ミリ厚未満のツキ板を張った製品を認めるものだ。

構造用合板を天井等に現しで使用する現場が増えたことを反映し、美観性を担保したものとして新たに位置付ける。

製品仕様は構造用合板の規格そのままで接着程度は特類か1類の基準に従い、曲げ性能は構造用2級以上の値が基準。

化粧単板に関しては割れや温度変化など耐候・寸法安定性を備えたものとなる。

化粧合板の側面加工追加では、これまで腰板など天然木化粧合板や特殊加工化粧合板では、実などの側面加工が認められていなかった。

そのため施行現場での張り合わせに手間がかかるという施行業者からの指摘に対応した。これにより、実の両側面への加工が可能になるため寸法表示が適正化されるという意味もある。

 

(日刊木材新聞 H25.9.27号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com 



お電話でのお問い合せはこちら(受付時間:10:00〜17:00)

052-689-5551