住宅情報

リフォーム作業の新兵器

かぶせるだけの内装カバー工法

LIXIL(東京都、藤森義明社長)はこのほど、既存のドア枠や幅木の上からかぶせるだけの、内装カバー工法を開発、専用商品「リノバ」として開発した。

内装リフォームの現場対応に特価した専用商品は業界初の試み。

現場ゴミを極力減らし、短工期でも美しく仕上げることで、顧客満足度の高い内装リフォームを提供し、需要促進を図る。

内装のカバー工法では、既存の床の上から張る薄い床材を、各メーカーが販売しているが、枠材や幅木など造作材のカバー工法専用商品は、リノバが初めて。担当者が自らリフォーム専用会社に駐在し、実際に体験した現場の問題の解決を目指して開発した。

最大の特徴は、既存の内装を壊さないことで、施行日数や材料費、養生費、廃材処分費の削減につながる。

カバー材は1.5ミリの薄い特殊樹脂で、カッターやはさみで簡単に切断できる。必要な長さに切断し、両面テープを接着剤で貼り付け、同色の充填剤で隙間を埋めるだけの簡単施工。出隅・入隅をすきまなく仕上げるコーナーキャップもある。上がり框とフロアの間など、わずかな段差やすきまを調整する床見切り材は可動式で様々な現場に対応できる。

いずれも茶系3色と白黒の5色あり、既存の内装に違和感なく合う色を選べる。幅木などの造作材は長さ4メートルが一般的だが、リノバは長さ3メートル設定でライトバンにも載せやすい。接着剤や充填剤などどともに常に作業者に載せておけば、急な仕事にも即対応できる。発注も1または2本(個)の小ロットから可能で、3日後出荷の短納期だ。

既存の枠材を残すためその歪みにも対応できるリノバ室内ドアも品ぞろえした。左右はもとより前後上下にも調整できる、特殊な丁番を採用することで、経年変化で歪んだドア枠にも納められる。

 

(日刊木材新聞 H25.10.18号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com



業績好調時に酒卸大手のグループ傘下に 万代ホーム(宮崎)

宮崎県内の戸建て注文住宅大手の万代ホーム㈱が9月19日付で、九州全域で酒類の業務用卸売りを手掛ける(株)酒のキンコー(キンコーオーリックグループ、鹿児島市、濱田龍彦社長)に全株式を売却し、グループ傘下となった。

万代ホームは今年8月期決算の売上高は約25億円、今期売上高は30億円を見込むなど業績は好調で、今後の規模拡大や将来の事業承継に向けて、今回のM&Aに踏み切ったという。

前社長で代表権のない会長に就いた前田隆治氏は「創業来、業績が最高のベストタイミングの譲渡」と語る。



若者の入職促す環境づくり訴える 埼玉県住宅センターが講演会開催

(財)埼玉県住宅センターは9日、第57回住宅講演会を開催した。

蟹澤宏剛・芝浦工業大学教授が「職人の生き残り戦略」をテーマに講演し、技能労働者が現在置かれている状況の根底には保険の問題があることを解説。

さらに、海外の技能者育成の現状を紹介し、日本の技能者育成のあり方の見直しを訴えた。



2013年度グッドデザイン賞 地域工務店が多数受賞

(公財)日本デザイン振興会は1日、2013年度グッドデザイン賞の受賞結果を発表した。

今年度は審査対象3400件中、1212件が受賞(受賞企業数794社)。

住宅関連では、(株)小林建設(埼玉県)、(株)すまい工房(熊本県)、新産住拓(株)(熊本県)など、多数の工務店が受賞した。



既存住宅インスペクション講習を実施 事務所所属の建築士等対象

住宅瑕疵担保責任保険協会

住宅瑕疵担保責任保険法人5社で構成する(一社)住宅瑕疵担保責任保険協会(早川博代表理事)は11月20日から、全国10会場で「既存住宅現況検査技術者講習」(既存住宅インスペクション講習)を開催する。

住宅インスペクションを実施する検査技術者の養成・登録制度で、対象は建築士事務所に所属する建築士など。講習は、国土交通省の既存住宅インスペクションガイドラインに準拠し、既存住宅売買瑕疵保険の検査基準を盛り込んだ内容のテキストを使用。

中古住宅の売買時に修了考査合格者(登録者)が検査する場合、瑕疵保険の一部審査を省略できるようにする。



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