住宅情報

世界有数の水栓メーカー買収を計画

国内外で積極的なM&Aを展開するLIXILグループ(東京都、藤森義明社長)だが、新たに、世界有数の水栓メーカーを買収する計画が取りざたされている。ドイツの水栓メーカーのグローエを約4000億円で買い取る内容だ。実現すれば、LIXILグループの欧州展開を強力に後押しするブランドと販路を一気に手に入れることになる。グローエは、浴室、キッチン、洗面に用いる各種水栓金具を世界各国へ販売している。欧州最大、世界有数の水栓メーカーで、高級ブランドとして知られ、日本でも特に高級ホテルや高級マンション等で好まれている。買収総額として上がっている約4000億円のうち、約2000億円は負債とされている。実現すれば、LIXILグループにとって、旧住生活グループ時代を含めても最大規模のM&Aとなる。従来は単独で買収し子会社化する形が多いが、グローエ買収については、金融機関と共同での実施となる模様。

 

(日刊木材新聞 H25.9.26号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com 



防耐火認定のサンプル調査2社製品が合致せず

国土交通省が定期的に行っている防耐火構造・建材のサンプル調査で、11社の構造の大臣認定を調べた結果、林谷産業の防火ドアがいずれも認定使用に合致していなかったことが分かった。

また、フラマシステムが製造・販売しているケイ酸カルシウム板は認定仕様であるガラス繊維が製品に確認できず、調査を調査を継続して行っている。

林谷産業の樹脂窓は枠、押緑、戸当たりゴム、取付金物が仕様と合致しなかった。

認定不合致の製品では21棟の住宅に使用実績がある。

また、金剛産業の防火金属ドアでは、トップパネル、気密材、ボトムヒンジに認定仕様と異なる部分があった。

45棟の住宅に使用実績がある。既述3社に対し、国土交通省が他の防耐火大臣認定も再確認するよう指示したところ、林谷産業の防火窓3種(40棟の住宅に採用実績)が認定仕様と異なる仕様で販売されていたことが分かった。

 

(日刊木材新聞 H25.9.25号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com 



秋葉原ショールーム改装

体感展示を強化

大建工業(大阪市、澤木良次社長)秋葉原ショールームはこのほど改装を終え、14日から新規オープンした。

同ショールームの改装は今年3月に続いてのもの。

今後は、東京の2ショールーム(新宿・秋葉原)のうち、仕様決定などに役立てられる新宿、機能体感の秋葉原と、それぞれが役割を担うことになる。

今回の改装では、和室を再現した「畳体感コーナー」と「収納コーナー」「リフォームコーナー」「ペットとくらす共生空間提案コーナー」の4カ所が新たに設けられた。

収納コーナーは同社収納「ミセル」の具体的事例をプラン別に紹介。壁面収納10、クローク2、玄関収納2の計14プランで、30坪強を用いている。

アクリルの透明収納を用いて、目的に応じて棚板の高さや奥行をシミュレーションすることができるほか、整理収納アドバイザー資格者からの相談も可能とした。

キッチンまわり、寝室などそれぞれの空間で、効率的な収納等、失敗しない収納選びを支援する。今後は収納相談会など催しにも力を入れる計画だ。

同じく新設のリフォームコーナーは、極力壊さずに改装ができる「上張り」を中心とした提案に努めている。

階段、腰壁、天井、フロア、ドアなど同社選りすぐりの資材提案が図られている。このうちフロアは上張りの床暖房、ドアはハイドア化や高機能金具に目で見て、触れての確認ができるようになった。

 

(日刊木材新聞 H25.9.25号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com 



戸建分譲事業大幅に増収増益

一建設(東京都、堀口忠美社長)は、売上高・利益とも前年同期比で増収増益、加えて計画を100%以上上達する好結果となっている。同期は徹底した原価管理と品質向上に努め、販売棟数の増加と単価の上昇の効果により好結果につながった。また、主力の戸建て分譲事業の好調が目立つ。戸建て分譲事業は、建て売り分譲が4107棟で売上高1086億円(前年同月比23.3%増)、売上総利益は196億円(同64%増)と大幅な増収増益となっている。戸建て分譲事業の粗利益は、13.6%と減少している。平均販売単価が上昇(販売単価は2640万円で同約150万円増)し、販売棟数は576棟増加しているものの、労務費の上昇で建物原価が1棟当たり約13万円、加えて、土地原価が1棟当たり約23万円増加しているため、さほど粗利は回復するまでに至っていない。その他の請負工事事業は、265億円(同37.3%増)。規格注文住宅は、240棟の売上高が28億円(同11.5%増)となっている。増益部門が目立つなかで、振るわなかったのがマンション分譲事業。同事業は550戸を分譲し、売上高171億円(同8%減)となっている。

 

(日刊木材新聞 H25.9.21号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com 



シャープに約50億円出資

建材と電材の融合、加速

LIXIL(東京都、藤森義明社長)は18日、シャープ(大阪市、髙橋興三社長)へ約50億円を出資することを決めた。

シャープが、LIXILを割当先とした第三者割当により新たに発行する株式1434万8000株を購入する。

今後、経営陣が産画する開発統括会議を立ち上げ、共同開発・商品化のスピードを加速させる方針だ。

両社は11年4月に業務提携を決め、同年8月に合弁会社エコ・ライフ・ソリューションを設立した。

その後、12年4月に屋根一体型の太陽光発電システム「ソーラールーフ」を、今年4月にはHEMS「みるる」を、共同開発商品として発売した。

また、2月に発売したLIXILのタンクレストイレ「サティス」には、便器内を除菌する機能としてシャープ独自のプラズマクラスターイオン発生器を搭載するなど、建材と電材の融合を着々と進めている。

今回の出資は、この取り組みをさらに速める狙いがある。エコ・ライフ・ソリューションでの企画やマーケティングは今後も継続するが、さらに両社の経営陣による「開発統括会議」を組織化し、計画と実行その実行状況を管理していく。

これにより、商品化が一層加速し、建材と電材の融合商品の発売が促進され、他の建材メーカーとの差別化やリフォーム分野での需要喚起につながると期待されている。

また、こうした共同開発商品の販売については、LIXILの販売網だけでなく、今後、国内外に広がるシャープの販売網の活用も計画していく。

 

(日刊木材新聞 H25.9.20号掲載記事抜粋)

詳しくは日刊木材新聞紙面をご確認下さい。

日刊木材新聞ホームページ http://www.n-mokuzai.com 



お電話でのお問い合せはこちら(受付時間:10:00〜17:00)

052-689-5551