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木造戸建の省エネ基準適合率は50%


中小工務店の家は「省エネ性能低い」ままでいいのか?


昨年、国土交通省が設置した「住宅・建築物のエネルギー消費性能の実態等に関する研究会」に提出された資料によると、平成27年度における小規模建築物(延床面積300㎡未満)の省エネ基準適合率は51%。


戸建住宅では53%で、外皮基準の適合率は58%に対し、一次エネルギー消費量基準は64%と、外皮の適合率がやや低い。


また、BEIを0.9とする誘導基準の適合率は、戸建住宅では31%だった。


さらに、小規模建築物の適合率を構造別に見ると、木造では適合率50%で、木造住宅のほぼ半数がまだ省エネ基準に適合していないのが実情といえる。



「81―00木造住宅」耐震診断のニーズ増大


築年数で耐震性には大差


日本木造住宅住宅耐震強事業者協同組合(小野秀男理事長)は1月17日、昭和56年から平成12年に建築された在来軸組構法の住宅(以下「81―00木造住宅」)の耐震性に関する調査データを公表した。


同組合に耐震診断依頼があった住宅のうち、81―00木造住宅の割合は2011年以降増加傾向にあり、特に直近3年で比率が上昇。


2017年は58.1%に達した。一方、診断後の補強工事実施率は約3割だった。


81―00木造住宅の耐震性を、築年数別に見ると、新しいほど耐震性が向上。


耐震性を満たしている(耐震診断の評点1.0以上)住宅は、昭和56年築の住宅では5.0%に対し、平成12年は48.2%と、最大で4割の差があった。



サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)で4件を採択


伝統構法を活かしながら省エネ対策に挑戦


国土交通省は1月23日、本年度サステナブル建築物等先導事業の「気候風土適応型」第2回応募案件の中から、応募9件のうち4件のプロジェクトを採択した。


今回の採択にあたっては、地域の気候風土に応じた木造建築の要素技術の活用については、積極的に活用されているものの、若干の差が見られたという。


地域の気候風土の適応性については、「自然的な側面」や「文化・技術の継承等への側面」について、建設地の状況や地域性を十分に読み取り、これらを設計に活かし、特徴づけている取り組みがみられたという。



モデルハウス・展示場 工務店はどう使えばいい?


工務店が自社の住まいづくりを消費者に提示するための手段のひとつに、モデルハウスや展示場がある。


機会が限られる見学会や、視覚のみの情報である竣工写真に比べ、好きなタイミングで、実物を見せられる利点は大きい。


しかし、用地取得や維持管理の負担は決して小さくなく、時間が経過すれば陳腐化も避けられない。


メリットもデメリットもあるモデルハウスや展示場を、工務店はどう捉えて活用しているのか。



職能を活かし職域を拡大する


空き家再生から地域再生に取り組む「ローカル建築士」


工務店や設計事務所が地域に関わる方法はさまざま。


人口減や空き家の増加による住宅需要の減少もあって、住宅、建築物の設計、施工以外のやり方を模索する動きが各地でみられる。


埼玉県川越市で設計事務所を経営していた荒木牧人さんは、「ローカル建築士」として民間まちづくり会社・(株)80%(エイティパーセント)を設立し、空家や空き店舗の再生を通じて「エリアの底上げ」に取り組んでいる。




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