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サ高住・シニア施設市場に参入

専用商品投入、年商36億円目指す

永大産業(大阪市、大道正人社長)は、サービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)、シニア施設市場への参入を図る。

同社はこれまで一般住宅向けの「セーフケアプラス」製品群を販売してきたが、12月からサ高住やシニア施設向けの専用商品の販売を17年3月期で売上高36億円を目指すことを明らかにした。

新規投入するのは室内ドアと共同エントランス用のロッカー(シューズボックス)や受付カウンター。安全性の確保は当然ながら、意匠面の強化と入居者の居心地の良さにこだわった。

特に室内ドアは従来品の倍以上の耐久性を持ち、車椅子のフットレスによる傷を防止する扉下部ガードや不燃対応、マスターキーにも対応する。また、ホテルやマンションの玄関のようなデザインイメージを採用し、引き戸横に幅22センチのスペースを設け、ポストや収納棚などを確保した。ポストの廊下側扉はマグネットキーで開閉できるようになっており、室内側のアクリル扉を通じて在室確認ができるように工夫した。

サ高住の入居者は居室を「自宅」と捉えており、画一的な室内ドアに折り紙や絵を貼り付けるなど、パーソナルな空間にする工夫をしているという。そこで新商品では入居者の好む花や置物などを置けるスペースを設けた。

 

(日刊木材新聞 H25.12.10号掲載記事抜粋)

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木材利用ポイント累計1万件を突破

木材利用ポイント事務局は、11月末の木材利用ポイントの実施状況を発表、11月のポイント申請は4897件で、7月からの累計で1万件を超えた。

11月の申請は木造住宅が4333件、木材製品・ストーブが564件。ポイント発行は木造住宅が3244件で、このうち木造住宅の棟別申請が1860件、内装・外装木質化が886件、木造住宅十内装・外装木質化が498件、木材製品が18件、木質ペレットストーブ・薪ストーブが439件だった。

 

(日刊木材新聞 H25.12.07号掲載記事抜粋)

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木造の設計自由度高める

木造ラーメンの評価法等整理

日本住宅・木材技術センター(住木センター、岸純夫理事長y)は、木造住宅新工法性能認証委員会(委員長=坂本功東京大学名誉教授)「木造ラーメンの評価方法・構造設計の手引き」のとりまとめ作業をしている。

14年3月に冊子にする予定だ。

2000年の建築基準法の性能規定化を受けて建築基準法38条の認定制度が廃止され、要求性能を満たすものは建築主事の判断で建築可能な仕組みになった。住木センターでは、建築主事が判断するための判断基準となるものの整備のため、木造住宅新工法性能認定証制度を構築した。

性能規定化当初は「木造軸組工法の許容応力度設計」(通称=グレー本)にラーメン構法についての記載が少なく、拡大解釈するケースがあった。このためグレー本の08年の改訂に際し、木造ラーメン構法の部分をなくして新たに別の解説本を作成することになっていた。

新工法性能認証制度で、木造ラーメン構法の性能評価を手掛け、これまでに6件の構法を認証してきた実績がある。木造ラーメン構法は、ラーメン構造のみで用いられるほか、在来工法など他の構法と併用して使用されるケースも多く、構造特性の違いなどから混構造として使用することが難しかった。木造ラーメン構法の性能認証を行うなかで、試験方法や評価方法を整備し、申請者に事前に示しておくことが合理的との判断もあり、解説本の編さん作業を行ってきた。

 

接合部の評価については柱脚部、L型、T型、十字などの接合形状に応じた試験について記載、「鉛直構面のフレーム解析による木造ラーメンの評価方法」を設けた。また、1層に限定し、最少スパン―最大スパンでの積載荷重試験、面内せん断試験などを行い限定的な範囲で使用できる「耐力壁置換法による1層門型ラーメンの評価方法」との2つのルートを整備、いずれも建築基準法46条2項の構造計算ルートを用いるものとなっている。

 

(日刊木材新聞 H25.12.07号掲載記事抜粋)

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次世代エネルギーマネジメントシステム導入のマンションでエコキュート採用

パナソニックエコソリューションズ社(大阪府門真市、吉岡民夫社長)は、野村不動産が進めている、エネルギーの一元化による1次消費エネルギーマネジメントシステム導入のオール電化仕様マンションで、同社製のエコキュートが採用された。野村不動産が川崎市幸区で計画中の新築分譲マンション「プラウドシティ新川崎」から271台の納入を開始する。

電力需給状況や電気料金の高騰を背景に、現在、マンションなどの集合住宅で、各戸の電気料金の低減が図れる高圧一括受電対応への関心が高まっている。一方、災害時などにおける復旧の速さや安全性により、オール電化住宅の人気も引き続き堅調。オール電化住宅の給湯に使用されるエコキュートは主に夜間時間帯に運転し電力使用料のピークの抑制ができないため、施設全体のピーク電力を抑制することで電気料金の低減を図る高圧一括受電対応マンションへの導入が困難だった。

今回採用されたエコキュートは、「ピークカット設定」「ピークシフト設定」機能を搭載しており、夜間電力時間帯の電気使用量のピークを抑制する。これにより、これまで高圧一括受電対応マンションでは困難だったオール電化の導入を実現した。

「今後も快適な環境配慮型の生活を実現するための様々な製品やソリューションを提案し、より便利で快適なスマートライフ社会の実現に貢献する」(同社)。

 

(日刊木材新聞 H25.12.06号掲載記事抜粋)

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ポイント申請、11月急伸で勢い乗るか

制度の透明性が求められる

木材利用ポイントの申請件数は受付が開始された7月が59件、8月が517件、9月が1486件、10月が3681件と伸びてはいるものの、ポイント発行総数は4ヶ月間の累計で4178件、9億6876万ポイント(9億6876万円相当)と予算枠360億円の3%未満にとどまる。11月は単月で申請ポイント数が30億超、発行ポイント数が20億弱と急伸した模様だが、それでもようやく巡航速度(360億円÷12ヶ月=30億円)に達したにすぎず、今後どう推移するかは全くの未知数だ。

住宅エコポイントも最初は低調だったことから、「出足の遅さは想定の範囲内」というのが林野庁の見方で、「現在は日ごとに申請数が増えており、これから加速度的に伸びればちょうど良い(進ちょく状況になる)」(木材利用課)と指摘する。だが、受付開始から4ヶ月、着工開始から6ヶ月が経過してなお3%の進捗状況はいささか遅すぎる感がある。

10月までのポイント発行ベースの内訳は木造住宅が3428件(82%)、木材製品・ストーブが750件(18%)。住宅のうち、躯体が1832件(53.4%)、内・外装が1114件(32.5%)、躯体十内・外装が482件(14.1%)で、躯体の合計は2314件。ポイント対象となる4月から10月までの在来木造の着工戸数は25万1347戸で、ポイント発行率は従来木造の着工数の1%にも満たないことになる。

申請は完成後が条件のため、着工からの時間差が生じるのは事実だとしても、少なくとも4月の着工分は10月に完成していてもおかしくない。にもかかわらず、数が上がってこないとすれば、職人不足等による工期の遅れがよほど深刻なのか、対応をあきらめてしまったのか。

現在、各地で起きている製品需給のひっ迫は紛れもなく国産材需要の拡大を意味している。だが、現状の申請状況を見る限り、木材ポイントがどれだけ寄与しているかは疑わしい。実際、ビルダーのなかには消費税増税の駆け込み需要で「ポイントがなくても仕事が取れる」と調達ルートまで確保しておきながら採用を断念したケースもある。いずれにしても、現状の国産材需給のひっ迫は木材ポイントを利用するうえで間違いなくマイナスに働く。元請業者がポイント利用を前提に受注しているとすれば代替品に変更するわけにはいかず、見積に対するわけにはいかず、見積もりに対する大幅なコスト増、工期のさらなる遅延が予想されるためだ。

ポイントは3月末までの着工、7月末までの申請が条件で、期間的にはまだ余裕がある。さらに13年度補正予算で来年度も制度は延長される見通しだが、今後の申請件数の推移によっては何らかの改善が必要になる。

業界が期待しているのは対象地域材としての外材登録で、カナダや欧州の外圧を受けて認められる日は近いとの見方も出始めている。林野庁は10月に申請のためのガイドラインを公開したが、その後、どれだけ申請があったか、審査のための委員会はいつ開かれるのかは一切明らかにしていない。

 

(日刊木材新聞 H25.12.06号掲載記事抜粋)

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